運転中のスマホ・飲酒運転に「ペナルティポイント」——オランダで交通違反減点制度導入へ
運転中のスマホ・飲酒運転に「ペナルティポイント」——オランダで交通違反減点制度導入へ
警察・検察が連携、悪質ドライバーへの新たな取り締まり強化策
オランダでは近い将来、運転中にスマートフォンを操作したり、シートベルトを着用せずに走行したりするドライバーに対し、罰金とは別にペナルティポイントが付与されるようになる。警察と検察庁(OM)が連携してポイント制度を導入する方針を固めており、RTLニュースの報道を受けて検察庁が正式に確認した。
「交通マナー違反者」を狙い撃ちにする新制度
今回の制度は、オランダ語で「フェルケールスフッフテルス(verkeershufters)」、すなわち「交通マナーを著しく欠くドライバー」を対象としている。運転中のスマートフォン操作、飲酒運転、シートベルト未着用といった危険行為が主な対象として挙げられており、違反のたびにポイントが累積される仕組みとなる見込みだ。制度の枠組みは警察と司法当局が共同で設計しており、単なる罰金に留まらない抑止力を持たせることが狙いとされている。
現時点では、各違反行為に対するポイント数の上限や、ポイントが一定数に達した場合の処分内容(免許停止や取り消しなど)については詳細が明らかにされていない。当局は制度の具体的な運用方法を引き続き検討中としており、今後の発表が待たれる状況だ。
背景にある交通安全政策の強化
オランダでは近年、交通事故死者数の削減を政策目標に掲げており、危険運転への対応強化が繰り返し議論されてきた。罰金制度だけでは常習的な違反者への抑止効果が限定的との指摘もあり、ポイント制は欧州の複数の国ですでに導入されている実績ある手法だ。フランスやドイツ、イギリスなどでは類似の「運転免許ポイント制」が機能しており、オランダもこうした流れに沿う形で制度設計を進めている。
在蘭日本人ドライバーへの影響
日本ではすでに免許の点数制度が長年にわたって運用されており、この種の仕組みに馴染みのある在蘭日本人にとっては、制度の趣旨は比較的理解しやすいだろう。ただし、オランダ版の制度は現時点で詳細が未定であるため、どの違反が何ポイントに相当するか、また累積ポイントがどのような処分につながるかは今後の情報を注視する必要がある。日常的に車を運転している方は、特に運転中のスマートフォン使用とシートベルト未着用に改めて注意を払うことが求められる。制度の正式発表については、警察および検察庁の公式アナウンスを確認したい。
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