EU、未販売衣料品の廃棄禁止が本日発効——ファッション業界に新たな義務
余剰在庫の焼却・廃棄を禁じる新規制、ブランド各社に「第二の命」を義務付け
ファッション業界にとって歴史的な一日が訪れた。本日7月19日、EUの新規制が正式に施行され、ファッションブランドが売れ残りや返品された衣料品・靴・アクセサリーを廃棄または焼却することが全面的に禁止された。業界の慣行を根本から問い直すこの規制は、過剰生産と大量廃棄を続けてきたファッション産業に対するEUの明確な意思表示といえる。
業界の「廃棄ビジネス」に終止符
これまで多くのファッションブランドは、ブランド価値の維持や在庫コスト削減を理由に、売れ残った商品を焼却・廃棄することを慣例としてきた。高級ブランドから大手ファストファッションチェーンまで、年間で膨大な量の新品同様の衣料品が処分されてきた実態がある。
新規制のもとでは、ブランド各社は余剰在庫や返品された商品に「第二の命」を与えることが義務付けられる。具体的には、再販・寄付・リサイクル・アップサイクルなど、廃棄以外の方法で在庫を処理しなければならない。違反した場合の罰則についてはEU加盟国ごとに整備が進んでおり、業界各社はすでに対応策の検討を迫られている。
消費者と社会への波及効果
この規制はファッション業界の在庫管理だけでなく、消費者の手に届く商品の流通経路にも変化をもたらす可能性がある。アウトレット市場や中古品・リセールプラットフォームへの供給が増加し、良質な衣料品がより手頃な価格で流通するケースも増えると見られている。
環境面では、繊維産業は世界の温室効果ガス排出量の約10%を占めるとされており、廃棄禁止はその削減に向けた一歩として評価されている。一方で、業界団体からは在庫管理コストの増加や中小ブランドへの負担を懸念する声も上がっており、規制の実効性と公平な運用が今後の焦点となる。
在蘭日本人生活者への影響
オランダに暮らす日本人にとっても、この規制の影響は身近なところに現れるかもしれない。EUに拠点を置くファッションブランドが在庫の再販・寄付先として新たな販路を開拓する動きが活発になれば、セカンドハンドショップやリセールサイトでの品揃えが充実する可能性がある。また、日本企業のEU向けアパレル輸出においても、現地での在庫処理ルールへの対応が求められる場面が出てくるだろう。
なお、本日のオランダの天気は晴れ時々曇りで、気温は19〜23度の見込み。北東部では一時的なにわか雨の可能性があるため、外出時は念のため傘を携帯しておくとよい。夜21時には女子サッカーW杯決勝、スペイン対アルゼンチン戦がニューヨークで行われる。
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情報源: NOS Algemeen
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