A27メルウェデ橋、重量車通行禁止で物流業界に深刻な打撃
同時期に近隣の橋も9か月閉鎖、迂回路は限界へ
ホリンヘム近郊を通るA27号線のメルウェデ橋で、鋼材の強度が設計値を下回ることが判明した。安全性を確保できないとして、当局は土曜日17時30分から重量車両の通行を禁止した。突然の措置に、オランダ物流業界は即座に反発している。
物流業界「三重苦」の現実
業界団体TLN(Transport en Logistiek Nederland)は「影響は甚大だ」と声明で強調した。トラック運送業者はすでに、今年導入されたトラック課金(vrachtwagenheffing)と軽油価格の高騰という二つのコスト増に直面している。そこへ今回の通行禁止が加わり、迂回に伴う余分な走行距離がさらなる財務的圧迫となる、とTLNは訴える。問題は輸送事業者だけにとどまらない。迂回路となる道路への交通集中が増し、周辺地域の渋滞悪化も避けられないと同団体は警告している。
迂回路の選択肢が想定以上に限られる事情
状況をさらに複雑にしているのが、ドルドレヒト近郊のN3号線パペンドレヒト橋の工事だ。こちらはメルウェデ橋の通行禁止と時期が重なる形で、9か月間の全面通行止めが始まったばかりだ。本来ならば迂回路の一つとなり得たこの橋が使えないため、トラックが選べるルートは大幅に限られる。
繰り返す歴史、問われるインフラ投資
TLNが指摘するように、メルウェデ橋の閉鎖は今回が初めてではない。約10年前にも主要梁のひび割れを理由に重量車両が通行禁止となり、最終的に約3か月間の迂回を強いられた前例がある。「この閉鎖は再び、オランダのインフラがいかに脆弱になっているかを示している。維持・管理・更新への構造的な投資が続かない限り、こうした事態は繰り返される」とTLNは述べている。
オランダの物流ネットワークはヨーロッパ全体の供給網を支える根幹だ。在蘭の日本企業や日本人個人にとっても、輸送遅延や物価への波及は無縁ではない。インフラの老朽化と予算配分のあり方は、今後も政策議論の焦点となりそうだ。
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情報源: NOS Algemeen

