アムステルダムのフェス主催者「Sona」、安全管理と現金VIP席に疑問の声
急成長が招いたリスク——最大4万ユーロのVIP席、現金払いも容認
アムステルダムを拠点とするフェスティバル主催者「Sona」が、オランダのメディアの厳しい目にさらされている。同社は「No Art」パーティーをはじめ、「Keinemusik」「Wavy」といった人気イベントを次々と手がけ、国内の音楽フェスシーンで急速に存在感を高めてきた。しかし、その成長の裏側では、複数の深刻な問題が積み重なっていたことが明らかになりつつある。
繰り返される危険な事態
ADの報道によると、Sonaが主催するイベントではこれまでに何度も危険な状況が発生している。具体的な事案の詳細は限られているものの、「複数回にわたって危険な事態が起きた」とされており、急ピッチな事業拡大が安全管理体制の整備を後回しにしてきた可能性が指摘されている。フェスティバルの規模が拡大するにつれ、来場者の安全を確保するための人員・設備・手順が追いつかなくなるケースは珍しくない。急成長企業に共通するリスクが、エンターテインメント業界でも如実に表れた形だ。
現金払いOKのVIP席が示す透明性の問題
もうひとつ注目を集めているのが、VIPテーブルの販売方法だ。Sonaのイベントでは、最大4万ユーロ(約650万円相当)にのぼるVIPテーブルが販売されており、そのうえ現金での支払いも受け付けていたという。高額なサービスを現金決済で完結させることは、資金の流れが外部から追跡しにくくなるため、マネーロンダリングなどのリスクを懸念する声が生じやすい。オランダでは近年、現金取引の透明性に関する規制や社会的意識が高まっており、こうした商慣行は自然と疑念を招くことになる。Sona側の公式な説明は現時点で明らかになっていない。
在蘭日本人にとっての意味
アムステルダムの音楽・フェスシーンは、在蘭日本人にとっても身近なカルチャーのひとつだ。Sonaが手がけるイベントはいずれも大規模で人気が高く、足を運んだことがある人も少なくないだろう。今回の報道が示すのは、華やかなイベントの舞台裏における安全管理と資金透明性の問題であり、今後当局による調査や規制強化が進む可能性もある。イベント参加を検討する際は、主催者の信頼性や安全実績を確認する習慣を持つことが、自衛策として有効かもしれない。Sonaをめぐる動向は、引き続き注視する必要がある。
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情報源: AD


