住宅価格、6自治体で下落——アハテルホークは20%超の大幅上昇
地域格差が鮮明に、オランダ住宅市場の「二極化」が進む
オランダの住宅価格は引き続き上昇傾向にあるが、その恩恵が全国一様に及んでいるわけではない。NU.nlが伝えたデータによると、2024年第2四半期において、少なくとも6つの自治体では購入住宅の価格が前年同期比でむしろ下落した。全体的な「値上がり」の印象とは裏腹に、地域によっては市場の冷え込みが現実のものとなっている。
最大の上昇はヘルダーランド州・アハテルホーク地域
上昇率で際立つのが、ヘルダーランド州に位置するオースト・ヘルレ自治体だ。同自治体では前年同期比で20%を超える価格上昇が記録され、全国トップとなった。この地域はアハテルホーク地域の一部であり、同エリア全体が今期最も高い上昇率を示した。アハテルホークはドイツ国境に近い農村地帯で、アムステルダムやロッテルダムといった大都市圏に比べると、もともとの価格水準が低い。相対的な手頃さが購入需要を引き寄せ、価格を押し上げている構図がうかがえる。
「全体上昇」の陰で進む地域間格差
一方、下落を記録した6自治体の具体的な地名や下落幅の詳細は限られているものの、この事実はオランダ住宅市場が決して一枚岩ではないことを示している。大都市圏への人口集中が続く中、地方の一部では需要が伸び悩み、価格が軟化するケースも出始めている。住宅市場を「全国的な高騰」として一括りにとらえることの危うさが、今回のデータからも読み取れる。
在蘭日本人にとっての意味
オランダで住宅購入を検討している在蘭日本人にとって、この地域格差は無視できない情報だ。ランダスタット(アムステルダム・ロッテルダム・ハーグ・ユトレヒトの四大都市圏)の物件は依然として高水準にある一方、郊外や地方自治体では価格が下落または横ばいの地域も存在する。リモートワークの普及により居住地の選択肢が広がる中、価格動向を自治体単位で細かく確認することが、住宅探しの重要なステップとなってきている。全体の相場感だけでなく、希望エリアのローカルデータを参照することが、より賢明な判断につながるだろう。
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情報源: NU.nl


