オランダ労働市場、求人逼迫が再び拡大——ZZP減少は6四半期連続
失業者100人に対し求人95件、雇用主の人材難は続く
オランダの労働市場に再び引き締まりの傾向が見られる。中央統計局(CBS)のデータをもとにNU.nlが報じたところによると、2024年第2四半期において、失業者100人に対する求人数は95件に達し、前の四半期の91件から上昇した。一時的に緩和の兆しも見えていた求人逼迫だが、再び小幅ながら拡大に転じた形だ。
求人市場は底堅く、雇用主の悩みは続く
求人倍率の上昇は、雇用主にとって依然として人材確保が容易ではないことを意味する。特定のセクターに限らず、幅広い業種で適切な人材が不足しているとされ、採用活動に時間とコストがかかる状況が続いている。オランダ経済は全体として堅調を維持しており、企業側の採用意欲は衰えていない。その一方で、求職者側の数が相対的に少ないため、労働市場における交渉力は依然として働き手側に傾いている。
ZZPの減少が示す構造的な変化
注目すべきもう一つのトレンドが、フリーランス(ZZP)の数の継続的な減少だ。ZZPの数は6四半期連続で減少しており、これは単なる景気変動では説明しきれない構造的な変化を示唆している。背景には、オランダ政府がフリーランスと雇用の境界を明確化しようとする規制強化の動きがある。いわゆる「偽装フリーランス」問題への対応として、税務当局による監視が強化されており、これまでZZPとして活動していた人々の一部が雇用契約へと移行しているとみられる。
在蘭日本人にとっての影響
この労働市場の動向は、オランダで就労する日本人にとっても無縁ではない。求人逼迫が続く現状は、職探しをしている人にとっては追い風となりうる一方、ZZP(フリーランス)として活動している、あるいは活動を検討している人には注意が必要だ。2025年以降、ZZPに対する税務・社会保険上の規制がさらに厳格化される見通しであり、フリーランス契約の形態や内容を改めて確認しておくことが求められる。労働市場全体の底堅さは続くと予想されるが、働き方の選択肢をめぐる環境は着実に変化している。
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情報源: NU.nl



