独蘭国境で偽造タバコ120万本を押収――密輸は犯罪組織の「稼ぎ頭」に
今年だけですでに1億600万本超、税関が取り締まり強化へ
ドイツとの国境に近いバート・ニューシャンス付近のA7高速道路で、警察がバンを検問したところ、荷台から偽造タバコ120万本が発見された。国境をまたいで活動する合同警察チームが摘発にあたり、同乗していた1人が逮捕された。押収されたタバコは税関に引き渡され、詳しい調査が進められている。
急増する違法タバコの押収
今回の摘発は、オランダ国内で違法タバコの流通が深刻化している状況を改めて浮き彫りにした。税関の発表によると、今年だけですでに1億600万本の違法タバコが押収されており、昨年1年間の合計2億1700万本と比較しても、そのペースは高水準を維持している。押収は国境沿いだけでなく、国内各地でも行われており、流通網の広がりがうかがえる。
税関は今月、タバコ密輸への取り締まりをさらに強化する方針を発表した。当局はすでに、タバコの密輸が犯罪組織にとって確立した収益モデルになっていると警告しており、摘発件数が増えているにもかかわらず、供給が絶えない背景には組織的な関与があるとみられている。
欧州最高水準の価格が「需要」を生む
違法タバコがオランダで根強く流通する最大の要因は、合法品の価格の高さにある。オランダでは20本入りのタバコが1箱約11ユーロと、欧州でも最高水準の価格帯に位置しており、価格差を利用して安価な偽造品や密輸品に手を出す消費者が後を絶たない。違法タバコは税収の損失をもたらすだけでなく、品質管理が行き届かず健康面でのリスクも指摘されている。
在蘭日本人への影響と社会的含意
在蘭日本人にとって、タバコを嗜む方であれば価格の高さは実感としてあるだろう。ただし、違法タバコの購入は刑事リスクを伴う行為であり、当局の取り締まりが強化されている現在、注意が必要だ。より広くオランダ社会を見渡せば、密輸ビジネスが犯罪組織の資金源として定着しつつある事実は、麻薬や人身売買と並ぶ組織犯罪の一端として当局が真剣に向き合っている課題でもある。今後の税関の動向と摘発件数の推移が、政策の実効性を測る指標となりそうだ。
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情報源: NOS Algemeen




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