休暇先で命を落とさないために――欧州の交通安全、オランダは逆行
EU加盟国の大半が改善するなか、オランダとスペインは悪化した数少ない国に
夏の休暇シーズンを前に、欧州の交通安全に関する気になるデータが注目を集めている。オランダの日刊紙ADが伝えたところによると、過去10年間でEU加盟国の大多数が道路の安全性を向上させた一方、オランダはスペインとともに交通安全が悪化した数少ない国のひとつに名を連ねた。車で国境を越えてバカンスに出かける人が多いオランダでは、行き先ごとのリスクを知っておくことが例年以上に重要になっている。
欧州内でも際立つオランダの「逆行」
EU全体では、交通事故による死者数を減らすための法整備や道路インフラ投資が着実に成果を上げてきた。多くの加盟国が10年前と比べて明らかに安全な道路環境を実現している。しかしオランダは、その潮流に乗り切れていない。人口密度の高さや自転車・原付との混在する複雑な交通環境、さらには近年の速度規制をめぐる議論なども、背景要因として指摘されることが多い。スペインもまた改善が見られなかった国として並んでいるが、両国は欧州内でも例外的な存在となっている。
休暇先によって変わるリスクの大きさ
記事が特に焦点を当てているのは、夏の休暇先として人気の高い国々における交通死亡事故リスクの比較だ。南欧や東欧の一部の国では、道路インフラや交通ルールの徹底度にばらつきがあり、旅行者が慣れない環境でハンドルを握るリスクは決して小さくない。目的地ごとに事故発生率や死亡率に顕著な差があることから、旅行前に現地の交通事情を確認することが強く推奨される。夜間走行の危険性や、現地特有の道路標識・優先ルールへの注意も欠かせない。
オランダ在住者にとっての意味
オランダに暮らす日本人にとって、この問題は二つの側面から身近だ。一つは、日常的に利用するオランダ国内の道路環境そのものが、統計的に見て10年前より安全でなくなっているという事実。自転車や公共交通を主に使っていても、交差点や幹線道路でのリスクは無縁ではない。もう一つは、夏休みに車でフランスやドイツ、南欧方面へ向かう際の注意喚起だ。旅行先の国別リスク情報を事前に調べたうえで出発することが、万が一の事態を防ぐ第一歩となる。交通安全は「よその国の問題」ではなく、オランダに住む私たち自身の課題でもある。
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情報源: AD



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