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イェッテン首相、対露制裁の強化を欧州に訴え ウクライナへ総額17億ユーロの支援も表明
政治・行政 読了 2分

イェッテン首相、対露制裁の強化を欧州に訴え ウクライナへ総額17億ユーロの支援も表明

ゼレンスキー大統領とハーグで共同会見、ロシア産ガス再開案を「愚の骨頂」と一蹴

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オランダのロブ・イェッテン首相は、ハーグを訪問中のウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と共同記者会見に臨み、欧州が一致団結してロシアへの制裁を強化すべきだと強く訴えた。ウクライナ戦争を終結させるには経済的な圧力がプーチン大統領を交渉のテーブルに引き出す最も有効な手段だとの考えを示したものだ。

「制裁を減らすのではなく、増やす時だ」

会見でイェッテン首相は、ロシアに停戦交渉を真剣に受け止めさせるための道筋を明快に示した。「欧州人にとっても、米国人にとっても、次にとるべき行動は制裁を緩めることではなく、ロシアの体制にさらなる制裁を科すことだ」と述べ、ロシアのエネルギーを再購入するという案については「非常に愚かな考えだ」と切り捨てた。これはトランプ大統領の和平特使であるジャレッド・クシュナーやスティーブ・ウィトコフが週末のゼレンスキー大統領との会談で提起したとされる案への直接的な反論とみられる。イェッテン首相は「欧州のどの指導者もこれから数年間、ロシア産ガスを購入する意思はないと断言できる」とも付け加えた。

ゼレンスキー大統領もこの場で、欧州の結束の重要性を強調した。「ロシアは私たちをいかに分断するかに注力している。だからこそ欧州が一体性を示すことが非常に重要だ」と語り、「ロシアは敗北しつつある。ただし戦争を終わらせようとはしていない。それが問題だ」と述べた。

オランダが打ち出した総額17億ユーロの支援策

今回の会談に合わせ、オランダ政府は具体的な支援パッケージも発表した。外国貿易担当のスヨード・スヨードスマ大臣がキーウを訪問し明らかにした内容によると、今後3年間で非軍事支援に12億ユーロを充てる。これはエネルギー、飲料水、人道支援、医療・医薬品、地雷除去作業など「最も緊急性の高いニーズ」に対応するものだ。さらに防空システムやドローンを中心とした軍事支援には5億ユーロを追加拠出する方針も示した。

イェッテン首相は「ロシアはウクライナの士気と社会、経済を打ち砕こうとしている。しかし彼らは成功しない」と述べ、ウクライナ人の勇気と粘り強さ、そして同盟国としての継続支援への意志を強調した。

停戦協議をめぐる動き、欧州は蚊帳の外か

一方、外交面では新たな動きも報じられている。ポーランドのドナルド・トゥスク首相によれば、米国・ウクライナ・ロシアの三者が11月4日にアブダビで停戦協議を開催することを暫定合意したとされる。ただし欧州の指導者はこの場には参加しない見通しだ。フィンランドのスタッブ大統領やノルウェーのストーレ首相がゼレンスキー大統領および米国側と調整したうえでプーチン大統領と電話会談を行ったとも伝えられており、欧州勢がどこまで交渉プロセスに関与できるかは不透明な状況が続く。

在蘭日本人を含む欧州在住者にとっては、ロシア産エネルギーをめぐる政策動向が直接的な生活コストに影響する可能性がある。オランダ政府が「ロシア産ガスの再開はない」と明言した今、エネルギー価格の安定策がどう展開されるかが今後の注目点となりそうだ。

情報源: DutchNews

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