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dutch housing residential street
経済 読了 2分

住宅価格、9月に小幅下落も前年比約3%高止まりが続く

成約件数も減少——オランダのマイホーム取得はまだ遠い?

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オランダの住宅市場に、わずかながら冷却の兆しが見えてきた。9月の購入用住宅価格は8月と比べて小幅に下落し、同期間に成約した件数も減少した。過熱が続いてきた市場にとって一定の変化ではあるが、住宅購入が依然として高コストであることに変わりはない。

月次では下落も、年間では「約3%高」が示す現実

月ごとの価格推移を見ると、たしかに下落傾向が表れている。しかしより長い時間軸で見たとき、状況は楽観できない。9月の住宅価格は1年前と比べて約3%高い水準にとどまっており、ここ数年の価格上昇が完全には解消されていないことがわかる。月次の小幅な動きが「下落トレンドの定着」を意味するかどうかは、現時点では判断できない段階だ。

成約件数の減少も注目に値する。価格だけでなく取引そのものが細っているということは、購入を検討していた人々が様子見に転じているか、あるいは高金利や厳しい住宅ローン審査によって購入を断念しているケースが増えている可能性を示唆している。

購入希望者にとって何が変わったのか

オランダでは近年、住宅不足と価格高騰が社会問題として議論されてきた。政府は住宅供給を増やす方針を掲げているものの、新規建設の遅れや建設コストの高止まりが供給拡大の足を引っ張っている状況だ。需要に対して供給が追いつかない構造的な問題が続く限り、月次の価格下落が大幅な是正につながるとは考えにくい。

住宅ローン金利については、欧州中央銀行(ECB)の金融政策の影響を受ける形で、過去数年で大幅に上昇した経緯がある。金利負担が重くなった分、同じ物件でも月々の返済額は以前より増えており、購入可能な価格帯が実質的に縮小しているという声も購入希望者から聞かれる。

在蘭日本人への影響と今後の見通し

オランダに在住する日本人にとって、住宅購入を検討するタイミングは難しい局面が続いている。価格が少し動いたとはいえ、高水準であることに変わりはなく、物件の選択肢も限られがちだ。一方で、成約件数の減少は「売り手市場」から「交渉の余地が生まれる市場」への緩やかな移行を示している可能性もある。市場全体の方向感を見極めるためにも、今後数カ月の月次データの動向が重要な指標となりそうだ。

情報源: NU.nl

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