9月のオランダインフレ率、燃料高で3.4%に上昇——食料品は2カ月連続でやや値下がり
エネルギー価格の上昇傾向が続けば、約半年後に店頭価格へ波及か
オランダ中央統計局(CBS)が発表した速報値によると、2024年9月のインフレ率は**3.4%**となり、8月の3.3%からわずかながら上昇した。主な押し上げ要因は燃料価格の高騰で、ガソリンなど自動車用燃料の値上がりが全体の物価指数を引き上げた格好だ。
エネルギー全体に広がる値上がり圧力
CBSの主任エコノミスト、ピーター・ハイン・ファン・ムリヘン氏は、燃料だけでなく電力など他のエネルギー価格にも上昇の動きが広がっていると指摘する。「今年の上半期は、エネルギー価格が前年比で継続的に割安な状態が続いていた。しかし今はもうそうではない」と同氏は述べており、上半期に見られたエネルギー費用の”下押し効果”が着実に薄れつつある状況が浮かび上がる。一方、食料品については2カ月連続でわずかに値下がりしており、足元では家計への直接的な圧迫感はやや和らいでいる。
「約半年後」に店頭価格への波及を警戒
ただし、エネルギー高が長引いた場合の影響については楽観視できない。ファン・ムリヘン氏は「エネルギー価格が高止まりすれば、生産コストの上昇を通じて、いずれスーパーの棚の価格にも転嫁される」と警告する。そのタイムラグについて同氏は、「通常は約半年かかる。やや早まることも遅れることもある」と説明しており、年末から来春にかけての食料品価格の動向が一つの焦点となりそうだ。もっとも、2022年にオランダで記録した二桁台のインフレが再来するリスクについては、「現時点でのインフレ水準はあの頃よりもはるかに低い」として、極端な事態は想定していないとしている。
在蘭日本人の生活への影響
在蘭日本人にとって直接関わるのは、光熱費とスーパーでの食料品費だ。今夏から秋にかけてエネルギー契約の更新時期を迎えた世帯では、すでに電力料金の変動を実感している人も少なくないだろう。食料品の小幅な値下がりは短期的には朗報だが、エネルギー高が続けば半年程度で食料品価格に波及するというCBSの見通しは念頭に置いておきたい。家計管理の面では、エネルギー契約の内容を今一度確認し、固定料金プランへの切り替えなどを検討する好機かもしれない。
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情報源: NOS Algemeen



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