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反難民グループの威圧行為でデン・ボスの秋祭りに閑古鳥
社会 読了 3分

反難民グループの威圧行為でデン・ボスの秋祭りに閑古鳥

「子どもを行かせるのは怖い」――地元業者に再び大打撃

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土曜日の午後、デン・ボスの秋の移動遊園地(ケルミス)には本来なら家族連れの笑い声が響いているはずだった。だが今年は観覧車も高さを誇る滑り台も、ほとんど客の姿がない。市のイベントコーディネーターとして11年のキャリアを持つダーフ・デ・ラングは「これほど静かなケルミス週は見たことがない」と語る。背景にあるのは悪天候だけではない。地元の反難民グループ「Defend Den Bosch」が水曜夜にシリア人の若者たちへ威圧行為に及んだというニュースが、SNSを通じて瞬く間に拡散した。

「自分たちで秩序を守る」――グループの論理

Defend Den Boschは複数都市に展開する緩やかな反難民グループの連合体で、デン・ボス郊外のエンゲレンへの難民施設(AZC)建設にも反対運動を続けてきた。グループのロゴにはテンプル騎士団の旗が使われており、ノルウェーの極右テロリスト、アンネシュ・ブレイビクやアメリカ連邦議会議事堂を襲撃した集団も使用してきたシンボルだ。今年初めには極右組織「Identitair Verzet」の「再移住(remigratie)」に関する投稿をFacebookでシェアしたことも明らかになっている。

グループの中心人物、マルコ・メースターズらは今回のケルミスで「20人ほど」のメンバーを率いて会場を巡回したと認めている(市の推計では約60名)。ゴーカート乗り場付近でシリア人の若者たちに対して威圧的な態度をとったため、警察が介入。若者たちは「自分たち自身の安全を守るため」に警察によって会場外へ誘導された。市の広報担当者は「その夜、当該の若者たちによる公序良俗上の問題や迷惑行為は一切なかった」と明言。グループの行為については「公の秩序を守るのは警察の役割であり、自警行為や威圧的行動は容認しない」と批判した。

昨年から続く負の連鎖、業者に再び打撃

デン・ボスのケルミスをめぐる緊張は昨年夏に始まった。シリア人の若者グループによる市内でのトラブルが相次ぎ、一部がケルミス会場でも騒動を起こした。これに反応してFC Den Boschのフーリガン100人超が会場を練り歩き、「AZC、出て行け」と叫ぶ事態に発展。機動隊が出動する騒ぎとなり、その年の業者の売上は前年比70%減という壊滅的な結果に終わった。

今年、市は再発防止のためFC Den Boschの「ハードコア」サポーターとの接点を持つ警備会社「プレミアム・セキュリティ」を新たに起用した。だが水曜の出来事がSNSで拡散すると、「子どもを行かせるのは怖い、安全じゃない」という声が保護者の間で広がった。ゴーカート経営者のクリス・エッケルブームは「今年は売上が落ちている」と肩を落とす。地元紙ブラバンツ・ダーフブラットの「またケルミスで乱闘」という見出しを見せながら妻のアネケは「これを見て人は怖くなる。本当に悔しい」と話した。

オランダ社会への問い

一連の出来事が浮き彫りにするのは、難民・移民をめぐる緊張が市民の日常生活や地域経済に直接的な影響を及ぼすという現実だ。Defend側は「警察の対応が甘すぎる」として自警的巡回を正当化するが、実際に排除されたのは問題を起こしていない若者たちだった。市当局が明確に否定する「トラブル」の情報がSNS上の私的なメッセージとして流通し、それが集団行動を後押しするという構造は、デン・ボスに限らずオランダ各地で見られる。祭りの会場から子どもを遠ざける「恐怖」の多くは、実際の危険よりも情報の拡散によって生まれている——イベントコーディネーターのデ・ラングが「すべて誇張されている」と語る言葉は、その問題の核心を突いている。

情報源: NRC

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