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「199人の子どもを産ませた」——オランダの大量精子提供者シモンが初めて声明
社会 読了 2分

「199人の子どもを産ませた」——オランダの大量精子提供者シモンが初めて声明

法定上限の16倍超、3カ国にわたる提供の実態が明らかに

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オランダのフローニンゲン近郊出身の男性「シモン」が、自身の精子提供によって生まれた子どもの数が少なくとも199人にのぼることを認める声明を発表した。この声明は、シモン本人が保護者向けのアプリグループに土曜日の深夜に投稿したもので、オランダのテレビ報道番組「ニュースウル(Nieuwsuur)」が内容を入手・報道した。

「合計を、もっと早く計算すべきだった」

声明の中でシモンは「提供の合計数を、自分自身のためにも、もっと早く把握すべきだった」と記した。さらに「合計数が自分の思っていた以上に、そして望んでいた以上に多かった」と述べ、関係者への謝罪の言葉を添えた。今回明らかになった199人という数字は、以前の報道で伝えられていた121人を大きく上回るもので、新たな希望する母親たちが次々と名乗り出ていたことで、実態の把握が進んでいた。

国別の内訳はオランダ国内が172人、ドイツが15人、ベルギーが11人、その他欧州1人となっている。シモンは7つの精子バンクへの提供に加え、オンラインを通じて希望する親たちに直接コンタクトを取る形でも精子を提供していた。ニュースウルによれば、ここ数カ月の間にシモンが親たちとのやり取りの中で提示していた人数は、そのたびに異なっていたという。

法定上限の16倍超という現実

オランダでは1992年以降、一人の精子提供者から生まれる子どもの数を25人以内とするガイドラインが存在してきた。このルールはその後さらに厳格化され、2025年には最大12家族までと法律で明文化されている。シモンの199人という数は、この法定上限を16倍以上も超える規模だ。

声明でシモン自身も「プライベートな提供、病院やクリニックでの提供、病院の待機リスト経由の提供を含む提供の総数が、公的機関の定めるガイドラインを大幅に超えていることは承知している。このニュースが非常に重く、衝撃的で、悲しいものであることも理解している」と認めている。

在蘭日本人にとっての含意

シモンは声明の中で、「正しいことをして人々を助けていると信じていた。感謝の気持ちと、相手の深い喜びを目にすることが唯一の動機だった。しかし今、皆さんに対して重大な過ちを犯したとわかっている」と述べ、すべての精子提供活動を停止したこと、そして専門的なカウンセリングを受ける意向があることを表明した。

今回の件は、精子提供の規制と監視体制の在り方に改めて問いを突きつける。オランダでは2025年の法改正で上限が明確化されたばかりだが、民間ルートや複数の精子バンクを横断した提供の把握が依然として難しいことも浮き彫りとなった。精子提供や生殖補助医療を検討している在蘭の日本人にとっても、提供者の履歴確認や登録管理の透明性がいかに重要かを示す事例といえる。

情報源: NRC

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