Ziggo、ESPN自動追加で月2.5ユーロ値上げ——全デジタルTV契約者が対象
サッカーシーズン開幕に合わせた「大胆な一歩」、消費者の反応は
オランダのサッカーシーズンが来週いよいよ幕を開ける、そのタイミングに合わせて、大手ケーブルテレビ会社Ziggoが大きな動きに出た。同社のデジタルTVパッケージを契約しているすべての顧客に対し、スポーツ専門チャンネル「ESPN」のパッケージを自動的に追加し、月額2.50ユーロの値上げを実施するというものだ。契約者本人が申し込んだわけではなく、オプトイン不要で一律に適用されるこの措置は、オランダの通信・メディア業界でもひとつの注目事例となっている。
「大胆な一歩」と認めた経営陣
Ziggoの消費者市場担当ディレクター、Robin Kroesは今回の判断を「大胆な一歩(best een spannende stap)」と率直に認めた。その一方で、「見通しは良好だ」とも述べており、経営側は一定のリスクを織り込みながらも強気の姿勢を崩していない。サッカーシーズン開幕という集客力の高いタイミングを選んだことは、顧客の反発を最小限に抑えつつ、スポーツコンテンツの価値を訴求する戦略的な判断とも読める。ESPNはエールディヴィジ(オランダ1部リーグ)をはじめとする主要サッカーコンテンツを多数抱えており、スポーツファンにとっては関心の高いチャンネルだ。
自動追加という手法が問うもの
今回の措置で特に注目されるのは、契約者の明示的な同意なしにチャンネルを追加するという手法だ。サブスクリプションサービスにおける「オプトアウト型」の料金改定は、消費者保護の観点から議論を呼ぶことも多い。現時点では、契約者がESPNの追加を拒否できるかどうか、またその手続きがどれほど簡便かについて、Ziggoから明確な説明は出ていない。オプトアウトの可否と手続き方法は、今後の顧客対応において重要な焦点となるだろう。
在蘭日本人への影響
ZiggoのデジタルTVパッケージを利用している在蘭日本人にとっても、今回の変更は無関係ではない。意識しないうちに月の通信費が上がっている可能性があるため、次回の請求明細は早めに確認しておくことをお勧めしたい。スポーツ観戦に興味がなく費用を抑えたい場合は、Ziggoのカスタマーサービスに問い合わせ、対応策があるかどうかを確かめておくのが賢明だ。一方、エールディヴィジやその他の欧州サッカーを楽しみたいという方には、追加費用なしでESPNが視聴可能になるというメリットとして受け取れる側面もある。
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