アムステルダム・カナルパレードに50万人、欧州道路は「黒い土曜日」の大渋滞
WorldPride開催中、安全対策を強化——南欧への幹線道路も混雑ピークへ
8月1日(土)、アムステルダムは世界最大規模のLGBTQ+イベント「WorldPride」のハイライトを迎えた。毎年恒例のカナルパレードが今年はWorldPrideの一環として開催され、約80隻のボートがプリンセンフラフトなどの運河を航行し、レインボーコミュニティへの支持と連帯を世界に発信する。主催者側は当日の来場者数を50万人規模と見込んでおり、市内中心部は朝から多くの人出でにぎわいを見せている。天候にも恵まれ、ほぼ全国的に晴れ間が広がり、気温は22〜26度、風は穏やかな見通しだ。
高まる安全意識——ベルリン事件の余波
今年のカナルパレードは、例年以上に厳重な安全体制のもとで行われる。1週間前にベルリンで発生したPrideイベントへの襲撃事件を受け、当局は警備を大幅に強化。参加者や観覧者の安全確保が最優先事項として掲げられており、会場周辺には例年を上回る規模の警察官が配置される予定だ。祝祭の場に影を落としたベルリンの事件は、欧州全体のLGBTQ+コミュニティに衝撃を与えており、アムステルダムでの厳戒態勢はその直接的な対応といえる。
夏の大移動——欧州道路は「黒い土曜日」
国内の祝祭ムードとは別に、この週末は欧州全土で夏季バカンスの大移動が重なる。オランダ自動車連盟(ANWB)は、南欧の休暇先へ向かうドライバーで道路が極度に混雑する「黒い土曜日(ズワルテ・ザテルダッハ)」になると警告している。特にフランスのリヨン〜マルセイユを結ぶ幹線道路「ルート・デュ・ソレイユ(A7)」と、スイスのゴッタルドトンネル周辺で長時間の渋滞発生が予測される。車での長距離移動を予定している在蘭の方は、出発時刻の分散や迂回ルートの確認を強くお勧めしたい。
FIFAの新会社計画は撤回、ツール女子版も開幕
ほかの注目ニュースとして、FIFA会長ジャンニ・インファンティーノが進めていた新ワールドカップ運営会社への持分売却計画が撤回されたことが明らかになった。インファンティーノはFIFAのXアカウントを通じた声明で「すべての立場に丁寧に耳を傾けた結果、このプロジェクトが分断を招いていることが明確になった」と述べ、世界規模の反発を受けて方針を転換した形だ。スポーツ面では、スイスの国民の祝日にあわせてローザンヌを発着とする「ツール・ド・フランス・ファム」第5回大会が開幕。第1ステージは138キロで、オランダではNPO 1およびNOS.nlのライブストリームで午後2時30分から中継される予定だ。
在蘭日本人にとって、カナルパレードは毎年アムステルダムの夏を彩る一大イベントであり、運河沿いの観覧スポットは早い時間帯から混雑が予想される。市内中心部への移動は公共交通機関の利用が現実的だ。また、この週末に車で南欧旅行を計画している場合は、ANWBの渋滞情報をこまめに確認しながら柔軟に行動することが求められる。
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情報源: NOS Algemeen


