9月9日、全国公共交通が24時間ストへ――政府の社会保障削減策に組合が反発
FNV・CNV・VCPが共同宣言、電車・バス・トラム・地下鉄がほぼ全面停止の見込み
オランダの主要労働組合FNV・CNV・VCPは、9月9日(水)に24時間の全国公共交通ストライキを実施すると発表した。バス・電車・トラム・地下鉄がほぼ全面的に停止する見込みで、通勤・通学や日常移動に広範な影響が出ることが予想される。国鉄NS、インフラ管理会社ProRail、各都市・地域交通事業者、そして貨物鉄道のDBカーゴの職員が参加する予定だ。
「生活水準の低下を許さない」——組合側の主張
今回のストは、政府が推進する社会保障制度改革に対する抵抗運動の一環として位置づけられている。現連立内閣は4年間の任期中に総額65億ユーロの社会保障費削減を目標に掲げており、失業給付や長期障害給付の縮小が主な施策として含まれている。社会問題担当大臣ハンス・ファイルブレイク氏は、平均寿命と連動させて法定退職年齢を引き上げる計画を撤回したものの、組合側はさらなる譲歩を求めており、給付削減案そのものの白紙撤回を訴えている。
FNVの幹部エドウィン・クーイパー氏は「24時間ストが混乱をもたらすことは承知している。それを深く遺憾に思う。しかし、社会保障が解体されることで生じる影響は、はるかに多くの人に、はるかに長期間にわたって及ぶ」と述べ、ストの正当性を強調した。組合リーダーのアンリ・ヤンセン氏も「すべての働く人は、病気・就労不能・非自発的失業と無縁ではいられない。きちんとしたセーフティネットを頼りにできるべきだ」と訴えた。
交通事業者・乗客への影響は
国鉄NSはDutchNewsの取材に対し、組合からの正式通知をまだ受けていないとし、具体的な運行への影響については明言を避けた。一方、アリバ・QBuzz・GVB・RET・HTMなど9社の中小公共交通事業者を代表するロビー団体OV-NLは、ストを呼びかける理由は「ある程度は理解できる」としながらも、「社会的・政治的議論によって乗客が不利益を被ることは非常に残念だ」とのコメントを出した。
在蘭日本人にとって、9月9日は通勤・空港アクセス・国内移動の計画を事前に見直す必要がある日となる。代替交通手段の確保や、リモートワークへの切り替えを早めに検討しておくことが賢明だろう。ストの規模や影響の詳細については、NSや各都市交通事業者からの正式アナウンスが出次第、最新情報を確認することが望まれる。
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情報源: DutchNews


