ベークベルヘンの青少年福祉施設で大規模火災――近隣サマーキャンプの子ども186人も避難
アスベスト汚染の懸念で周辺立入禁止、子どもたちはまだ帰れず
アペルドールン南部のベークベルヘンで23日夜、緑豊かな森林地帯に立地する青少年向け福祉施設が炎に包まれた。火災は現地時間の午後11時頃に発生し、周辺の広い範囲から煙が見えるほどの大規模なものとなった。安全保障地域(Veiligheidsregio)によると、施設に居住していた約20人の若者と支援スタッフ全員が建物から脱出し、避難を完了した。1人が緊急搬送されたが、けがの詳細は明らかにされていない。
近隣キャンプの子ども186人も緊急避難
火は施設周辺の樹木にまで延焼した。それを受け、すぐ近くで開催中だったサマーキャンプに対しても予防措置として避難命令が出された。186人の子どもたちはスタッフとともにバスに乗り込み、ブスローの施設へと移送された。赤十字の支援のもと受け入れ態勢が整えられ、子どもたちはそこで一夜を過ごした。キャンプの運営団体は声明の中で「全員が安全に到着し、適切な受け入れを受けている。今夜はここに宿泊する」と説明し、保護者に対してその場での引き取りを控えるよう求めた。
アスベスト調査で帰還がさらに遅れる
火災は消し止められたものの、建物はほぼ全焼と見られている。さらに状況を複雑にしているのが、アスベスト含有材料が建物に使われていた可能性だ。施設周辺は立入禁止とされ、アスベスト粒子の有無を確認する調査が進められている。キャンプ場の敷地内でも同様の調査が行われており、子どもたちはキャンプへの帰還が認められていない段階だ。火災現場から立ち上った大量の煙は近隣の高速道路A50にも流れ込んだが、安全保障地域によれば視界は十分に確保されていたとして道路は閉鎖されなかった。
この施設は、複雑な精神的問題や行動障害、自閉症を抱える若者のための居住型ケア施設だった。出火原因は現在も調査が続いており、詳細は明らかになっていない。在蘭の日本人家庭でもサマーキャンプや青少年施設を利用するケースがあるだけに、今回のような緊急時の対応フロー――当局への連絡、赤十字との連携、保護者への指示――は知っておいて損のない情報といえる。
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情報源: NOS Algemeen
