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music copyright court
社会 読了 2分

パロディか盗作か——ABBAをめぐりオランダ法廷が音楽業界の境界線を引く

カーニバルソングのSpotify削除騒動、先例となるか注目の判決

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オランダのカーニバル音楽グループ「CV de Kapotte Kachels」が発表した楽曲「Dikke Pens(太っ腹)」が、思わぬ法廷闘争へと発展した。ABBAの世界的ヒット曲「Take a Chance on Me」をベースにしたこの楽曲は、カーニバルらしいユーモラスなパロディとして制作されたものだった。しかし、ABBAの作詞作曲家たちはこの”ウインク”を笑って受け流すことはなかった。レコード会社Universalを通じて圧力をかけ、「Dikke Pens」はSpotifyから削除される事態となった。

笑えない著作権者と笑いを守ろうとするグループ

ABBAの楽曲の権利を管理する作曲家陣が問題視したのは、メロディの類似性が著作権侵害にあたるという主張だ。一方、CV de Kapotte Kachelsは「これはパロディであり、法的に保護されるべき表現だ」と反論。オランダでは著作権法の枠組みの中でパロディが一定の範囲で認められているが、その「許容範囲」がどこまでなのかは明確なラインが存在しない。グループのメンバーは地元メディアに対し、「あとはユーモアのわかる裁判官に期待するしかない」と語っている。

業界が注目する「先例」の行方

今回の裁判が注目を集めるのは、単なる一曲の存廃にとどまらない影響力を持つからだ。オランダの裁判所が水曜日に下す判決は、パロディとして許容される模倣の度合いを法的に定義する可能性があり、音楽業界における著作権解釈の先例となりうる。近年、ストリーミングプラットフォームの普及により、パロディや二次創作コンテンツの流通が飛躍的に拡大している。権利者が削除申請を行いやすい環境が整う一方で、クリエイターの表現の自由との衝突は世界的に増加傾向にある。

在蘭日本人クリエイターにも他人事ではない

オランダに暮らす日本人の中にも、音楽や映像制作、SNS発信などを通じてクリエイティブな活動を行う人は少なくない。今回の判決が示すパロディの法的定義は、オランダ国内で制作・公開するコンテンツ全般に影響しうる指針となる。既存楽曲やキャラクターを用いた二次創作は「致敬(リスペクト)」と「侵害」の間で常にグレーゾーンを歩んでいるが、今回の判決がその境界線をより明確にする一歩となるか、引き続き注目したい。

情報源: AD

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