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自宅でも学校でも安心できない――オランダのLGBTQ+若者8000人の声
社会 読了 2分

自宅でも学校でも安心できない――オランダのLGBTQ+若者8000人の声

WorldPride開幕のアムステルダムで浮かぶ、クィア・ユースの孤立

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アムステルダムでWorldPrideが開幕した。世界最大規模のLGBTQ+イベントが街を彩る一方で、オランダに暮らすクィアの若者たちの日常は、祝祭の空気とは大きくかけ離れている。NOS Storiesが13〜19歳のLGBTQ+の若者約8000人を対象に実施したアンケートでは、自宅・学校・路上のいずれの場でも安心できないと感じる若者の実態が浮かび上がった。

親にも言えない――家庭での孤立

回答者の半数以上が、自分がゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダーであることを親に伝えていないと答えた。その理由の多くは、受け入れてもらえないかもしれないという恐れだ。回答者の4人に1人が、片方あるいは両方の親のそばで安全を感じられないと回答している。

あるアンケート回答者は匿名でこう話す。「私は『神の罰』『遺伝子的な失敗作』『本来存在すべきでないもの』と言われた」。別の若者は、同性カップルがテレビに映るだけで親が激しく反応すると述べ、「見知らぬ人にそんな態度を取るなら、自分の娘に対してどう反応するか」と打ち明けた。LGBTQ+擁護団体COCはこれらの数字に衝撃を受けつつも、「最終的に多くの親は子どもの性的指向や性自認を受け入れる」とも強調している。

学校と路上での日常的な排除

学校の状況も深刻だ。4割のLGBTQ+の若者が学校で安全を感じておらず、半数以上が否定的な言動を日常的に経験していると答えた。「学校に行けば毎日、暴言を浴びせられる可能性がある。入学以来ずっと戦い続けてきた」という声や、オープンなLGBTQ+の生徒が廊下で罵倒され突き飛ばされる場面を目撃し、「自分のことを知られなくてよかったと思った」という証言も寄せられた。

路上での状況はさらに厳しく、6割が路上で安全を感じないと回答。約3割は実際に路上で暴力行為を経験したことがあると答えた。「罵倒され、襲われ、追いかけられる。家でも外でも、自分自身でいることが怖い」と語る若者もいる。COCは、学校にはLGBTQ+生徒の安全を確保する法的義務があると指摘し、教師が差別的な言動に毅然と対応し、支持の姿勢を示すことが不可欠だと訴えた。

「選んだ家族」が支えになる

困難な状況にある若者の中には、友人や仲間を「チョーズン・ファミリー(選んだ家族)」として支え合うケースも多い。「コミュニティの中でよく語られるのが、この『選んだ家族』という概念。必ずしも母親や姉妹でなくても、いつでもそばにいてくれる親友がいる」という声が印象的だ。COCはSwitchboardやGenderpraatjesといった相談窓口、または学校内のGSA(ジェンダー・セクシュアリティ・アライアンス)サークルへの参加を案内している。

今回の調査結果は、WorldPrideの祝祭ムードと鋭い対照をなすものだ。在蘭日本人コミュニティにおいても、LGBTQ+のアイデンティティを持つ子どもや若者に関わる立場にある人々にとって、この数字は他人事ではない。安全に「自分でいられる」環境は、まだ多くの若者にとって遠い現実であることを、この調査は改めて示している。

情報源: NOS Algemeen

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