スペイン・コスタブラバで山火事、オランダ人観光客「荷物を詰めて待機」
約2,400ヘクタール焼失、カタルーニャ当局が1万2,000人に屋内待機命令
スペイン北東部の人気リゾート地、コスタブラバ。その海沿いを楽しんでいたオランダ人観光客エドウィン・ベイヤースベルヘン(57歳)は、夕暮れ時に奇妙な雲を目にした。「オレンジ色に輝く巨大な雲がどんどん大きくなっていった。これはまずいと直感した」と彼はNOSの取材に語った。暗くなった夜道を車で戻る途中、カロンジェ村が炎に包まれているのをわずか200メートル先に目撃したという。
風と乾燥が延焼を拡大、1万2,000人が屋内待機
火災は現地時間の前日に発生し、風と乾燥した気候の影響で急速に延焼。スペイン紙エル・パイスによると、焼失面積は約2,400ヘクタールに達し、農場と住宅が全焼した。幸い人的被害は報告されていない。カタルーニャ当局はヘリコプターを含む大規模な消防部隊を投入。消防当局は「右翼の70%を制御下に置いた」と発表したが、南風による再燃リスクは依然として残るとしている。当局はカタルーニャ地方への不要不急の立ち入りを控えるよう呼びかけるとともに、周辺住民および観光客約1万2,000人に屋内待機を命令した(当初は最大4万5,000人が対象だった)。
「いつでも出発できるよう荷物を詰めて待機」
火災現場近くに宿泊していたオランダ人観光客キルスティ・デ・ローファー(52歳)は、出火から「30分以内」に家族全員の荷物をまとめ、安全な村へと移動したという。その後いったん宿に戻ったものの、現在も荷物を詰めたまま「いつでも車で逃げられる状態」で待機中だと語った。一方、やや南のプラッヒャ・ダロに滞在していたベイヤースベルヘンは、その地域には屋内待機命令が出ていなかったため、「みんなプールサイドでのんびりしている」と述べた。現在は既にバルセロナへ移動したという。
出火原因は工事の火花か、地中海沿岸で相次ぐ山火事
カタルーニャ警察は、道路脇で作業をしていた男性が使用していたアングルグラインダーの火花が出火原因とみて男を拘束した。エル・パイスによると、現行の山火事防止計画の警戒レベル下では、この工具の使用は禁止されていたという。スペインでは山火事が毎年繰り返されており、昨年だけで約40万ヘクタールが焼失。これはEUの森林火災情報システム(EFFIS)が記録したスペイン史上最大の被害面積だった。今回の火災と前後して、ポルトガル・ヴォウゼラでも山火事が発生し7人が負傷。フランス南部ペルピニャン近郊の火災は制圧されたものの、3,000人が避難を強いられた。夏の地中海沿岸の脆弱さを改めて浮き彫りにした形だ。コスタブラバを訪れる予定のある方は、カタルーニャ当局の最新情報を随時確認することをお勧めしたい。
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情報源: NOS Algemeen


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