コロナ議会調査委員会、学校閉鎖が子どもに与えた影響を審問
元OMT小児科医と元教育大臣が証言台へ、真夏日が続くオランダ
オランダ議会に設置されたコロナ調査委員会は6月22日、今週の中心テーマである「学校閉鎖が子どもや若者に与えた影響」についての審問を続けた。パンデミック対応を包括的に検証するこの委員会は、政府の意思決定プロセスや関係者の判断を一つひとつ洗い出している。
小児科医と元教育大臣が証言台へ
この日の証人として呼ばれたのは、コロナ禍に政府の感染症対策顧問機関OMT(アウトブレイク管理チーム)のメンバーを務めた小児科医カーロイ・イリーと、当時の教育大臣イングリット・ファン・エンゲルスホーフェンの2人だ。オランダでは感染拡大防止を優先する中で、長期にわたる学校閉鎖が実施されたが、その判断過程で子どもや若者の学習機会やメンタルヘルスへの影響が十分に考慮されていたかどうかが今週の焦点となっている。委員会は教育現場の専門家や行政担当者への聴取を通じ、当時の政策決定の妥当性を検証していく方針だ。
国際情勢:米・イラン協議がひとつの節目に
国内の審問が進む一方、国際舞台でも注目される動きがあった。スイスで行われた米国とイランの第1ラウンド交渉が終了し、仲介役を担ったパキスタンとカタールは、60日以内に最終合意を目指すロードマップが策定されたと発表した。また、ホルムズ海峡での船舶をめぐる偶発的衝突や誤解を防ぐための直接通信ラインの設置も合意された。ただし、イスラエルとヒズボラが戦闘を続けるレバノン情勢は引き続き難題として残っており、イランのアラグチ外相は「大きな前進があった」と述べながらも、交渉は次の段階へ移行するとした。
猛暑とW杯が重なる週末
生活面では、オランダ全土で夏本番の天気が続いている。北部では最高24℃、南部では31℃超を記録し、今後数日間も30℃を上回る真夏日が予想される。隣国フランスではフランス気象機関メテオ・フランスが「月を問わず観測史上最も暑い日になる可能性がある」として40℃超の気温を警告しており、ヨーロッパ規模での熱波が懸念されている。
在蘭日本人にとって関心が高いW杯では、ロッテルダムのカーボベルデ系コミュニティが大いに沸いた。W杯初出場のカーボベルデ代表がウルグアイと2-2で引き分け、初戦のスペイン戦(0-0)に続いてまだ無敗を維持している。特筆すべきは、同代表のメンバー6人がオランダ生まれであること。ロッテルダムにはカーボベルデにルーツを持つ大規模なコミュニティが存在しており、試合後は地域全体が祝賀ムードに包まれたという。
広告掲載にご興味のある方は こちら
情報源: NOS Algemeen
関連ニュース

窒素削減計画、深夜論戦を経ても内閣が方針を堅持――農家は議事堂前でトラクター抗議
オランダ政府、英軍向けウラン濃縮をUrencoに承認 防衛協力の新局面

ケティコティ、窒素政策審議、そしてコーマン監督の辞任――7月1日のオランダ

ボックス3課税法案、上院の採決を夏以降に延期——秋の予算発表が焦点に
保育施設スタッフの半数を学生で賄う特例措置、懸念の声を押し切り2年延長
保育施設スタッフの半数を学生で賄う特例措置、懸念の声を押し切り2年延長
