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UEFA会長の「つまらない試合」発言に小国13連盟が猛反発
政治・行政 読了 2分

UEFA会長の「つまらない試合」発言に小国13連盟が猛反発

「エリート主義」と批判の声明、W杯初出場国も署名

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サッカーのピッチ上では選手のあらゆる言動がカメラに捉えられる時代だが、今回はサッカー界の頂点に立つ人物の「ひと言」が思わぬ波紋を広げた。UEFA(欧州サッカー連盟)会長アレクサンダー・チェフェリン氏が、今大会から32カ国から48カ国に拡大されたW杯について「全く面白くない試合が多い」と発言し、小国のサッカー連盟から激しい批判を受けている。

記者会見での発言が波紋を呼ぶ

チェフェリン会長は、自身の出身国スロベニアの首都リュブリャナで開いた記者会見でこの発言をした。「非常につまらない試合がたくさんある」としながらも、「一方で、小国もW杯に参加してその雰囲気を味わえるというのは大きな意義がある」とも付け加えた。しかし、この後段の言葉は「つまらない試合」という表現の衝撃をやわらげるには至らなかった。W杯の参加国数は1998年大会で24カ国から32カ国へ、そして今大会でさらに48カ国へと拡大されてきた歴史がある。オランダが1974年と1978年に決勝進出を果たした当時、参加国数はわずか16カ国だったことを考えると、その変化の大きさが際立つ。

「サッカーは一握りの国のものではない」

発言から間もなく、13のサッカー連盟が連名で声明を発表し、「深い失望」を表明した。署名したのは、今大会でW杯初出場を果たしたカーボベルデ、キュラソー、ウズベキスタンをはじめ、モロッコ、エジプト、セネガルといった中堅国も含む幅広い顔ぶれだ。

声明の中で各連盟は、「私たちの国にとって、意味のないW杯の試合など存在しない」と明言。チェフェリン発言を「エリート主義」と断じ、「試合が何らかの意味で重要でないという示唆は、世界中の選手・コーチ・クラブ・サポーターの努力と犠牲、そして夢を無視するものだ」と強く反論した。さらに「どの代表チームの背後にも、サッカーを誇りと希望と連帯の源と見る何百万人もの人々がいる」と訴え、「サッカーはその普遍性から力を得る。一握りの国だけのものではない」と締めくくった。チェフェリン会長は声明に対してまだ反応を示していない。

拡大W杯をめぐる議論の本質

今回の騒動は、W杯の拡大路線に伴う根本的な緊張関係を浮き彫りにした。強豪国のファンやメディアにとっては試合の質の均一化が物足りなさに映る一方、初出場国の選手やサポーターにとっては国家的な悲願の実現を意味する。オランダを含む欧州の強豪国が多くのメンバーを占めるUEFAのトップが「つまらない」と形容した言葉は、拡大路線の恩恵を受ける小国にとって痛烈に響いた。在蘭日本人にとっても、今後のW杯のあり方や参加資格をめぐる議論の行方は無関係ではない。グローバルなスポーツ統治における「声の大きさ」の問題として、この一件は注視に値する。

情報源: NRC

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