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独A40高速が最長10日間閉鎖――路面下に眠る戦争の爆弾
政治・行政 読了 2分

独A40高速が最長10日間閉鎖――路面下に眠る戦争の爆弾

ルール地方の幹線道路、わずか20メートルの地盤に潜む危険

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ドイツ・ルール地方を東西に貫く幹線高速道路A40(フェンロー〜デュースブルク〜ドルトムント)が、第二次世界大戦時の不発弾調査を理由に最長10日間にわたって閉鎖された。ドイツ有数の交通量を誇るこの道路が長期閉鎖される背景には、80年近く経った今もなお地中に眠り続ける戦時の爆弾という、現代ドイツが抱える特殊な現実がある。

たった20メートルのために、10日間

閉鎖の直接の契機は、ミュルハイム付近で進む橋梁の更新工事だ。工事に先立つ地盤調査の過程で、路面下にWW2時代の爆弾が残存している可能性が浮上した。問題の区間はわずか20メートルにすぎないが、道路管理者によれば、アスファルトを慎重に除去し、地盤を精密に調査したうえで、爆発物が見つかれば解体処理を行い、その後に路面を復旧するという一連の作業には、最長10日間の閉鎖が不可欠だという。密集した市街地の真ん中での作業であるだけに、少しでも手順を誤れば甚大な被害につながりかねず、代替手段はないと当局は説明する。閉鎖期間中は周辺地域で大規模な渋滞が生じる見込みで、地域住民や物流への影響は避けられない情勢だ。

年間5,000件——消えない戦争の痕跡

ルール地方は第二次世界大戦中、多数の製鉄所を抱える「ドイツ帝国の兵器工場」として連合国軍の集中的な空爆を受けた。その結果、投下された爆弾の相当数が不発のまま地中に残り、80年を経た現在も住宅地や道路の下で発見が相次いでいる。ノルトライン=ヴェストファーレン州だけでも昨年2,100件超の爆発物が処理されており、うち約300件は大型爆弾だった。ドイツ全土に広げれば、年間処理件数は約5,000件にのぼる。不発弾の除去・解体は、ドイツでは今や日常的な公共インフラ整備の一部となっている。

オランダ在住者への影響と含意

オランダとドイツの国境地帯に暮らす在蘭日本人にとっても、このニュースは無縁ではない。A40はフェンロー経由でオランダ側の道路網と直結しており、業務や観光でルール地方を往来する機会は少なくない。閉鎖期間中は迂回ルートの混雑が予想されるため、ドイツ方面への移動を計画している場合は余裕を持ったスケジュールが求められる。また、戦後処理が今なお現役のインフラ整備と切り離せないというドイツの現実は、同様に多くの爆撃被害を受けたオランダ西部でも共通する課題であり、両国が静かに向き合い続ける歴史の重さを改めて示している。

情報源: NOS Algemeen

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