FVD党首、ポルトガルの極右国際会議に登壇——「白い欧州」論を公然と支持
有罪判決を受けた極右主義者らが集う場に、オランダ政党が公式参加
オランダの右派政党「フォーラム・フォア・デモクラシー(FVD)」の党首リデワイ・デ・フォスが、今週末にポルトガルで開催された国際会議の壇上に立った。この会議は「白い欧州」の実現を掲げ、移民背景を持つ数百万人の欧州市民の「退去」を公然と議題にするものだった。NRCの記者ウィルメル・ヘックが現地を取材し、FVDが極右の国際的連帯の場にいかに自然に溶け込んでいるかを克明に報告している。
「白い欧州」を掲げる会議の実態
ヘック記者の現地取材によれば、会場には有罪判決を受けた極右主義者・人種差別主義者・女性嫌悪者が数多く集まっていた。登壇者や参加者のなかには、各国で差別的発言や暴力的行為により法的制裁を受けた人物も含まれており、会議の性質は単なる保守系の政治集会とは一線を画するものだった。議論の中心に置かれたのは、欧州の民族的・文化的「純化」という思想であり、移民や移民系市民の存在を問題として扱う極端な立場だった。
FVDのデ・フォス党首はこうした場に招かれ、登壇した。これはFVDが国際的な極右ネットワークと単に思想的に近いというレベルを超え、公式に連携・参加していることを対外的に示した出来事として受け止められている。NRCはこの動きを、FVDにとって新たな段階への移行と位置づけている。
オランダ国内政治への影響
FVDはこれまでも移民制限や反EU的な立場で知られてきたが、今回のような国際極右会議への公然たる参加は、党の立ち位置をより鮮明にするものだ。オランダ国内では、与党連合を形成する各党や市民社会からの批判が高まることが予想される。また、欧州議会選後の政治地図が描き直されつつあるなかで、FVDの動向は国内の右派勢力の連携にも影響を与えうる。
在蘭日本人を含む移民背景を持つ欧州在住者にとって、「退去」という言葉が政治的議題として公の場で語られていること自体、看過しがたい変化といえる。こうした動きがオランダ社会の議論にどのような波紋を広げるか、引き続き注視が必要だ。
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情報源: NRC
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