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労組が政府との協議を決裂、6月24日のストライキは予定通り決行
政治・行政 読了 2分

労組が政府との協議を決裂、6月24日のストライキは予定通り決行

失業給付削減・WIA見直しの凍結を拒む政府に、FNV・CNVが交渉離脱

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オランダ最大の労働組合連合FNVとCNVは5月29日、ロブ・イェッテン首相の公邸で行われた協議の席を立ち、政府との交渉を打ち切ると発表した。6月24日早朝に予定されていた公共交通ストライキは、このまま予定通り実施される。今回の決裂は、政府が進める社会保障制度の見直しをめぐる対立が解消されなかったことを受けたものだ。

撤回された年金案と、残された二つの難題

政府はここ数日、対話姿勢を示す動きを見せていた。国家年金AOWの受給開始年齢を従来の計画より早期に引き上げる案を取り下げ、失業給付や障害給付に関する削減策についても代替案を話し合う意向を示していた。ただし、その条件として政府側は「財政健全化に向けた組合側独自のアイデアを持ち寄ること」を求めた。

これに対し労組側は、二つの削減案の凍結なしには協議の場に戻らないと主張した。争点となっているのは、失業給付の最大期間を現行の2年から1年へ短縮する案と、長期障害給付WIA(Wet werk en inkomen naar arbeidsvermogen)の支給水準を引き下げる計画だ。いずれも低中所得層の生活に直結する制度であり、労組が譲れない一線と位置づけている。

「ドアは常に開いている」と首相、経営者側は複雑な立場

協議決裂を受けてイェッテン首相は「残念だ」と失望感を表明しつつ、「われわれのドアは常に開いている」と述べ、対話の可能性を否定しなかった。その一方で、政府として社会保障改革を推進する方針は変わらないとも明言した。

経営者団体の最大組織トップ、コーン・ファン・オーストラム氏は先週、年金年齢の引き上げ加速案に反対する立場を示していた。しかし今回の決裂については、「共通の利益となる論点は十分あったはずだ」と述べ、組合側が交渉テーブルに残るべきだったとの見方を示した。経営者側も政府の全方針を無条件に支持しているわけではないが、今回は労組の強硬姿勢に距離を置いた格好だ。

在蘭日本人への生活影響と今後の焦点

6月24日早朝の公共交通ストライキは、バスや路面電車、地下鉄などに影響が及ぶ可能性がある。通勤や通学に公共交通を利用している在蘭日本人も、当日の移動手段を事前に確認しておく必要がある。

より長期的には、失業給付の受給期間短縮やWIAの削減が実施されれば、オランダで働く外国人を含む在住者全般の社会的セーフティネットが薄くなる。労組と政府の対立がどこで着地点を見つけるのか、あるいはストライキが更なる広がりを見せるのか、今後の交渉動向が引き続き注目される。

情報源: DutchNews

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