ガザ支援船団の活動家2名、イスラエルが国外追放――拿捕から約1か月越しの釈放
公海上での拿捕を「不当」とスペイン・ブラジルが批判、オランダ人乗船者も
ガザへの人道支援を目的とした「グローバル・スムード船団」に参加していた活動家2名が、イスラエルによって国外追放された。イスラエル外務省が発表したもので、追放されたのはパレスチナ系スペイン人のサイフ・アブケシェク氏とブラジル人のティアゴ・アヴィラ氏。釈放は現地時間の早朝に実現した。
公海上での拿捕と長期拘束
2人が拘束されたのは4月下旬のこと。イスラエル軍がクレタ島沖の国際水域で「グローバル・スムード船団」の数十隻を拿捕した際、イスラエル側は両氏を今回の活動の「主要オルガナイザー」と位置づけ、他のメンバーがすでに釈放された後も2人だけを長期間拘束し続けた。船団の目的はイスラエルによるガザへの海上封鎖を破り、人道支援物資を届けることにあった。
イスラエルはアブケシェク氏についてテロ組織との関与を主張し、アヴィラ氏については違法活動への関与を指摘した。しかし2人はこれらの容疑を一貫して否定し、あくまでもガザの一般市民を対象とした人道ミッションへの参加だったと主張。また、逮捕そのものが国際水域で行われたものであり法的根拠がないとして、拘束の正当性も強く訴え続けていた。
スペイン・ブラジルが「不当逮捕」と批判
両名の出身国政府も今回の拘束に強く反発した。スペインおよびブラジルの両政府は、公海上での拿捕と逮捕を「不当」と明確に批判。外交ルートを通じた釈放要求を続けていたとされる。今回の国外追放は、こうした外交圧力が一定の効果をもたらした形とも見られている。
なお、今回拿捕された船団にはオランダ人も乗船していたことが報じられており、オランダとこの問題は無縁ではない。オランダ在住の読者にとっても、自国市民がガザ支援活動の現場に関わっていたという事実は注目に値する。ガザをめぐる人道支援活動と国際法上の公海の扱い、そして各国政府の外交対応——今回の一件はそれらが複雑に絡み合う問題として、引き続き欧州社会でも議論を呼びそうだ。
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情報源: NOS Algemeen
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