オランダのインフレ率、10月は3.7%に上昇――エネルギー高が押し上げ
食料品は小幅下落も、燃料を含むエネルギー価格が全体を押し上げ
オランダ中央統計局(CBS)が発表した速報値によると、10月のインフレ率は**3.7%**となり、9月の3.4%からさらに加速した。これは1年前の同月と比べた物価上昇率であり、エネルギー価格の再騰が主な押し上げ要因とみられている。確定値は11月10日に公表される予定で、今後修正が加わる可能性もある。
食料品は小幅下落、エネルギーが全体を押し上げ
今回の速報では、主要な品目グループごとの価格変動も明らかになった。日々の買い物に直結する食料品はわずかに値下がりしており、家計への圧力がすべての面で増しているわけではない。一方、電気・ガスなどのエネルギー、そして自動車用燃料を含む燃料全般は値上がりしており、インフレ率を押し上げる主要因となっている。エネルギーコストは生活費全般に波及しやすく、今後の動向が注目される。
前月比で見ると、季節要因にも注意が必要
年同月比に加えて、前月比でも物価の動きを見ると、10月の価格水準は9月と比べて0.7%上昇した。過去10年間における10月の前月比平均は0.5%の上昇であり、今年はそれをやや上回るペースとなっている。ただしCBSは、月次比較には季節的な要因を考慮する必要があると指摘する。たとえば、セール期間中の衣料品は一時的に価格が下がるが、これは構造的な値下がりではなく、あくまで季節的な変動であるとしている。
在蘭日本人生活への影響
物価上昇が続くなかでも、スーパーマーケットでの食料品が小幅ながら値下がりしている点は、日常の買い物をする在蘭日本人にとってわずかな朗報といえる。しかし、エネルギー価格の上昇は暖房需要が高まる秋冬にかけて家計を直撃しやすく、光熱費の管理には引き続き注意が求められる。インフレ率の確定値が11月10日に公表されることで、より正確な全体像が明らかになる見通しだ。
広告掲載にご興味のある方は こちら
情報源: NOS Algemeen

