元フローニンゲン市長、猥褻行為有罪判決を不服として最高裁へ上告
控訴審での有罪認定を覆すべく、弁護士チームが上告手続きを開始
フローニンゲンの元市長コーン・スハイリング氏が、猥褻行為(schennispleging)をめぐる裁判で最高裁への上告(cassatie)を申し立てた。土曜日朝に公開されたNPOのポッドキャスト「Belleman & Van Dop」の中で、スハイリング氏の弁護士らがこの事実を明らかにした。同ポッドキャストは法廷記者のサスキア・ベルマン氏とジュール・ファン・ドップ氏が担当する番組で、司法関係の情報を発信することで知られている。
事件のこれまでの経緯
スハイリング氏はフローニンゲン市長を務めた政治家で、公共の場での猥褻行為にあたるschennispleging(公然わいせつに類する行為)の罪で起訴された。一審に続き、控訴審でも有罪判決が言い渡されており、今回はその控訴審判決を不服として、オランダの最上級裁判所であるHoge Raad(最高裁判所)に判断を委ねることになった。cassatieとは事実審理を改めて行うものではなく、下級審の判断に法律上の誤りがなかったかを審査する手続きである。
上告理由は非公表、今後の焦点
弁護士側は上告を申し立てた事実を公表したものの、具体的な上告理由については現時点で明らかにしていない。最高裁がどのような論点を中心に審理するかは、今後提出される上告趣意書の内容次第となる。最高裁での審理には相当の期間を要することが多く、判決が出るまでには数ヶ月から年単位の時間がかかることも珍しくない。
今回の上告申し立ては、オランダ政界や地方自治の在り方を問う観点からも注目を集めている。元市長という公職にあった人物が刑事事件の最終審まで争う姿勢を示したことで、裁判の行方は引き続き社会的な関心を集めそうだ。在蘭の日本人にとっても、公人の司法手続きがどのように進められ、どの段階まで争うことができるのかというオランダの法制度を理解する一例として参考になるだろう。
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