A67高速で故障トラックに偽ナンバー——盗難歯ブラシ9万ユーロ分を押収
ファンロー近郊で発覚した積み替え犯行、正規オーナーは荷物を取り戻す
10月12日深夜から13日未明にかけて、オランダ南部リンブルフ州のA67高速道路で、一風変わった事件が発覚した。オランダ王立憲兵隊(マレショセー)の隊員が、ファンロー近郊のクノープント・ザールデルヘイケン付近の路肩に停車中のトラックを発見。異変を感じた隊員が声をかけようとした瞬間、運転手と助手席に乗っていた男の2人はトラックを捨てて闇夜に逃げ去った。
「エンジンをかけたまま放置されたトラックの行方を追ったが、容疑者の捜索は空振りに終わった」とマレショセーはSNSの公式アカウントに投稿している。2人の行方は現在もわかっていない。
偽ナンバーと積み替えの手口
その後、トラックは国道管理当局リフクスワーテルスタートの協力を得て安全な場所へ移動させ、詳しく調べられた。すると車両にはフランスの偽造ナンバープレートが取り付けられていたことが判明。さらに荷台に積まれた電動歯ブラシと電気シェーバーは、まさにその夜ファンローで別のトラックから盗まれたばかりの品だったことも確認された。
つまり犯人グループは、別のトラックから貨物を盗み出し、偽ナンバーの車両に積み替えて移送しようとしていたとみられる。L1ニュースによると、盗難品の推定総額は9万ユーロ(約1,450万円)に上る。組織的な犯行である可能性が高く、当局は捜査を続けている。
貨物は正規オーナーへ返還
偽ナンバーのトラックと荷台(トレーラー)、積み荷はすべて当局に押収された。さらに車両の正式な登録が確認できなかったため、トラックとトレーラーは没収(verbeurd verklaard)の処分を受けた。被害を受けた正規オーナーはすでに盗難届を提出しており、押収された電動歯ブラシと電気シェーバーは無事に手元へ戻ったという。
今回の事案は、高速道路の路肩という人目につきやすい場所でも組織的な貨物窃盗が行われている実態を改めて浮き彫りにした。特にオランダ南部・ベルギー国境付近はヨーロッパの物流の大動脈であり、トラック輸送に関わる企業や在蘭日本人にとっても、貨物セキュリティへの注意を怠れない状況が続いている。
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情報源: NOS Algemeen


