グロルシュ工場見学で11人が搬送——試飲水に苛性ソーダ混入か
エンスヘーデの醸造所で内部化学熱傷の恐れ、警察と労働監督庁が調査へ
エンスヘーデにあるグロルシュビールの醸造工場で、見学ツアーに参加していた11人が体調不良を訴え、病院に搬送される事態が起きた。参加者がビール醸造に使われる原水を試飲したとみられており、地元メディアのRTV Oostが報じた。その水には苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)が混入していた可能性が浮上している。
内部化学熱傷の恐れ、複数の救急車が出動
現場には複数の救急車が駆けつけたほか、ドイツのトラウマチームも一時召集されたが、その後召集は取り消された。被害者は胃・食道・喉に内部化学熱傷を負った恐れがあるとされており、搬送先の病院で経過観察が行われた。苛性ソーダは強アルカリ性の腐食性物質で、醸造設備の洗浄などに使われることがある。試飲用の原水との混同や配管の誤接続といった可能性が考えられるが、詳細はまだ明らかになっていない。
警察と労働監督庁がそれぞれ調査へ
グロルシュ社は「なぜこのようなことが起きたのか現時点では不明」とし、事態を深刻に受け止めているとコメントしている。警察は苛性ソーダの混入が実際にあったかどうかを確認するため、法医学的調査を開始した。また、オランダ労働監督庁(Nederlandse Arbeidsinspectie)も独自に調査を行う予定で、工場内の安全管理体制が問われることになりそうだ。
オランダ在住者への影響と今後の注目点
グロルシュは世界的に知られるオランダのブランドビールであり、同工場は一般向けの見学ツアーも定期的に実施している。今後は工場見学の安全基準や飲食物の提供手順が見直される可能性がある。当局の調査結果次第では、企業側の法的責任が問われることも考えられる。被害者の回復状況や調査の進展については、引き続き注目が必要だ。
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情報源: NOS Algemeen


