地域バス・列車がスト突入――各地で運休・遅延、週次行動も予告
賃上げ交渉決裂、ArrivaやKeolisなど複数社の運転士・乗務員が参加
オランダの地域交通(streekvervoer)でストライキが始まった。Arriva、Keolis、Qbuzz、Transdev、EBSといった複数の事業者で、運転士・機関士・事務員を含む多くの労働者が業務を離れ、バスや列車の運休・遅延が各地に広がっている。影響の規模は、実際に出勤した従業員の数によって変わるため、詳細は一日を通じて明らかになっていく見通しだ。
地域によって異なる影響
最も深刻な打撃を受けているのはリンブルフ州で、Arrivaの列車は全便運休している。北ブラバント州では地域放送局Omroep Brabantによるとバスの運行率が10〜15%程度にとどまる見込みで、多くの路線で実質的に利用が難しい状況だ。一方、ロッテルダムではバスが運休するものの、トラムと地下鉄は通常通り動いている。ユトレヒトではバスとトラムの本数が減少する見込みとなっている。
アムステルダムのGVBとデン・ハーグのHTMは市内交通であり、今回のストの対象外だ。両市ではバス・トラム・地下鉄が通常通り運行されている。Arrivaが担うその他の地域路線――ズウォレ〜エメン間、アルメロ〜ハルデンベルフ間、ズュトフェン〜オルデンザール間の列車や、フローニンゲン・フリースラント州の地域路線――は今のところ通常ダイヤで動いているとArrivaは説明する。
賃上げ交渉の決裂が引き金に
今回のストを呼びかけたのは労働組合CNVとFNVで、先週、全国規模の行動に踏み切ることを発表した。組合側は、事業者が提示したCAO(労働協約)案は労働条件の後退にあたると主張している。具体的な要求は2年間で9.5%の賃上げと、高齢労働者向けの待遇改善だ。対する事業者側は「財政的な余裕が限られており、公共交通の運賃を利用者にとって負担可能な水準に保つ必要がある」として、大幅な譲歩は難しいとの立場を崩していない。
交渉が長期化した場合、組合は今後毎週異なる曜日にストを実施する方針を明言しており、断続的な運休が続く可能性がある。オランダ在住の日本人にとっても、通勤や日常の移動に予期しない影響が出うる。特にリンブルフ州や北ブラバント州などに在住・通勤する方は、代替交通手段の確認や、雇用主への早めの連絡を心がけておくとよいだろう。労使間の協議が再開される見通しは現時点では示されていない。
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情報源: NOS Algemeen


