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オランダの女性3分の2が医療現場で「声が届かない」と回答
社会 読了 2分

オランダの女性3分の2が医療現場で「声が届かない」と回答

1万4000人調査が示す、女性医療の構造的な課題

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オランダで女性の医療経験をめぐる大規模調査の結果が公表され、その内容が波紋を広げている。調査会社キースコンパスが16歳以上の女性1万4000人を対象に実施したもので、3分の2の女性が、症状の説明や紹介状の依頼、治療方針の相談といった場面で、医療従事者に「十分に聞いてもらえない」と感じていることが判明した。「医療従事者が女性の話をよく聞いている」と答えたのは、全体のわずか5人に1人にとどまった。調査結果は国会議員に送付され、政策立案の場への影響が注目されている。

特に深刻な「原因不明の症状」を抱える女性たち

不満が強いのは、25〜54歳の女性と、原因が特定されない症状を抱える女性だ。何らかの疾患や障害を持つ女性のうち、「受けたケアが十分に助けになった」と答えたのは半数以下にとどまった。さらに深刻なのが、身体的な訴えで受診したにもかかわらず精神的な診断を受けるケースで、65%の女性が「身体的な症状で受診したのに、精神的な診断を下された」と回答している。医療研究機関ニベルが「女性の声」財団と連携して行った別の分析でも、ほぼすべての体験談に「認めてもらえなかった」という訴えが登場し、ケア提供者に「話を聞いてもらえた」と感じた女性は4人に1人に過ぎなかった。

更年期など女性特有テーマの情報不足も課題

女性たちはまた、更年期など女性にのみ関係する健康テーマについて、一般的な健康情報と比べて知識が得にくいとも感じている。年齢を問わずこうした情報への需要は高く、より多くの研究を求める声も上がっている。研究助成機関であるZonMwによると、若い世代の女性はホルモンが精神的健康に与える影響についてもっと知りたいと考えているという。

健康問題は仕事にも影を落とす。健康上の問題を抱える女性のうち63%が「ストレスや生産性の低下などのかたちで仕事に影響が出た」と答え、4人に1人以上が当初の計画より早く仕事を辞めたと回答している。「医療現場での声の届かなさ」は、個人の健康問題にとどまらず、就労・経済的自立とも密接に結びついていることがデータからも浮かび上がる。

ZonMwは今回の結果を受け、「女性の健康に対してより多くの関心と研究が必要だというメッセージの緊急性を、今回の2つの報告書が改めて示している」と声明で述べた。オランダに暮らす日本人女性にとっても、医療機関を受診する際に症状や希望を明確に伝えることの重要性を再認識させる調査結果と言えるだろう。必要であれば通訳サービスの利用や、セカンドオピニオンを求める権利があることも覚えておきたい。

情報源: DutchNews

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