アヤックス、ホームで4度目の痛恨ドロー――監督「失望と怒りを感じる」
5試合でわずか1勝、フェイエノールト・PSVとの差が広がる一方
アムステルダムのヨハン・クライフ・アレナに集まったサポーターたちは、また同じ光景を目にすることになった。土曜日の夜、アヤックスはホームで1-1の引き分けに終わり、今シーズンのホーム戦5試合のうち4試合で勝ち点を取りこぼすという、タイトル争いには到底ふさわしくない数字を積み上げてしまった。
繰り返される「アレナの呪い」
ミチェル・サンチェス監督が指揮を執るアヤックスにとって、ホームは本来、最も勝ち点を稼ぐべき舞台だ。しかし今季はその常識が通用していない。ホーム5試合中4度、勝ち点2を取りこぼした計算になり、アレナが「要塞」として機能していないことは数字が如実に示している。試合後、サンチェス監督は記者団の前で「失望と怒りを感じる」と率直に心境を打ち明けた。冷静な分析よりも先に感情が言葉をついた背景には、同じ過ちを繰り返すチームへのフラストレーションがにじむ。
首位争いからの脱落が現実味を帯びる
この引き分けによって最も深刻なのは、順位表への影響だ。フェイエノールトおよびPSVとの勝ち点差がさらに広がったことで、アヤックスはリーグ制覇に向けた主導権を手放しつつある。オランダ国内では伝統的に「ビッグ3」と称されるアヤックス・フェイエノールト・PSVが頂点を争うが、今季のアヤックスはそのライバルたちが着実に勝ち点を積む一方で、ホームで足踏みを続けている。中盤以降の巻き返しには、まずホームでの安定した勝利が不可欠だ。
在蘭日本人サポーターにとっても気になる今後
オランダ在住の日本人の中にも、アヤックスを応援しながらエールディヴィジを楽しむファンは少なくない。アレナへのアクセスも良く、観戦文化が根付いているだけに、ホームゲームでの取りこぼしが続く現状はスタジアム観戦の「お得感」という意味でも気になるところだ。サンチェス監督体制のもとでチームがいかにして立て直しを図るか、次のホームゲームは一つの試金石となる。現時点では、アレナに足を運ぶたびに勝利の歓喜よりも引き分けの溜息を聞くことのほうが多い――そんな現実が、今季のアヤックスを象徴している。
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