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オランダでオーロラ撮影成功——肉眼では見えない「写真的極光」の正体
社会 読了 2分

オランダでオーロラ撮影成功——肉眼では見えない「写真的極光」の正体

南部3州で多数の撮影例、2030年頃には観測機会が激減か

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雨の合間をぬうように、オランダの夜空に淡い光の帯が広がった。昨夜から今朝にかけて、国内の一部地域でオーロラ(北極光=aurora borealis)が観測された。ただし、それを見るには特別な「目」が必要だった——カメラのレンズだ。

「写真的オーロラ」とは何か

今回観測されたのは、いわゆる「写真的オーロラ(fotografisch noorderlicht)」と呼ばれる現象だ。肉眼では確認できないが、カメラの長時間露光や高感度センサーを使うと撮影できる。人間の目が感じ取れないほど微弱な光でも、レンズと撮像素子は逃さない。オーロラの仕組みそのものは通常と変わらない——太陽嵐によって放出された電気を帯びた粒子が地球の大気に衝突し、エネルギーを解放することで、空にカラフルな輝きが生まれる。

今回、特に撮影に好条件だったのはオランダ南部だった。北部に比べて雲が少なく、リンブルフ、南ホラント、ヘルデルラントの各州からNOSの目撃情報サービスに写真が次々と寄せられた。雨雲と雨雲の間のわずかな晴れ間が、撮影チャンスをもたらした形だ。

近年は「オーロラ当たり年」だったが……

実は、オランダでオーロラが観測されるのはここ数年で珍しくない。太陽活動は約11年周期で極大と極小を繰り返しており、ここ数年は太陽活動が活発な「極大期」にあたっていた。その影響で、通常はスカンジナビアや北極圏でしか見られないオーロラが、より低緯度のオランダでも観測できる機会が増えていた。

しかし、この好機は長くは続かない。オランダ王立気象研究所(KNMI)は、「2030年頃の太陽活動が穏やかになる極小期には、オランダでオーロラが見られる可能性は非常に低くなる」と説明している。今後数年で観測機会は徐々に減少していく見通しだ。

在蘭日本人への余韻

スマートフォンのカメラ性能が飛躍的に向上した現在、夜空を長押し撮影するだけで思わぬ光景が写り込むことがある。オランダ在住者にとっては、次に晴れた夜、北の空に向けてシャッターを切ってみる価値は十分にある。ただし、KNMIの見通しを踏まえれば、オーロラ撮影に適した太陽活動の「旬」はすでにピークを過ぎつつある。次の極大期は2030年代後半とされており、今のうちに空を見上げておくことが、後悔のない選択かもしれない。

情報源: NOS Algemeen

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