「罰金バス」再出動――ながら運転100件超に440ユーロの罰金
観光バスから見下ろす警察の目、スマホ使用ドライバーを次々と摘発
オランダ警察が観光バスを使った「ボエテバス(罰金バス)」作戦を再び展開し、運転中にスマートフォンを使用するドライバーを次々と摘発した。今回の取り締まりでは100件を超える違反切符が切られ、それぞれに440ユーロの罰金が科された。違反の内訳はながら運転が中心だったが、速度超過の重大違反も複数確認されている。
「高さ」を活かした巧みな監視手法
「罰金バス」作戦の最大の特徴は、観光バスという高い視点を利用する点にある。一般的な覆面パトカーでは見えにくい車内の様子も、バスの窓から見下ろせば、ハンドルを握りながらスマートフォンを操作しているドライバーの姿が一目瞭然となる。警察官はその場で違反を確認し、無線や連携する別の警官を通じてドライバーを停車させる仕組みだ。この手法はオランダで以前にも実施されており、高い摘発率から「再出動」が繰り返されている。
ながら運転の深刻さと罰則の重さ
オランダでは運転中のスマートフォン使用は厳しく禁じられており、罰金額は440ユーロと日本円換算でおよそ7万円超に相当する。今回の作戦だけで100件以上が摘発されたという事実は、違反が依然として後を絶たないことを示している。また、今回の取り締まりではながら運転にとどまらず、速度超過による重大な違反も複数件確認されており、警察は引き続き交通安全への意識向上を呼びかけている。
在蘭日本人ドライバーへの影響
オランダで車を運転する在住日本人にとっても、この取り締まりは対岸の火事ではない。「罰金バス」は予告なく各地で展開されるため、どの道路でも監視される可能性がある。440ユーロという罰金は家計への打撃としても小さくなく、万一の違反点数への影響も考慮すれば、運転中はスマートフォンを完全に操作しないことが唯一の対策といえる。カーナビとして使用する場合も、出発前にルートを設定し、走行中は一切触れない習慣を徹底したい。
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