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smart glasses privacy surveillance
社会 読了 2分

盗撮スマートグラス問題——40ユーロで買える「のぞき見メガネ」の実態

Metaだけではない、野放しの録画機能付きメガネに禁止を求める声

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ここ数カ月、オランダ国内でカメラを内蔵したビデオグラス(通称「のぞき見メガネ」)を使って女性を密かに撮影し、その映像を「クリープサイト」と呼ばれる違法投稿サイトに流出させる事件が相次いでいる。当初はMetaのスマートグラス「Ray-Ban Meta」に注目が集まったが、問題はそれをはるかに超えた規模に広がっていることが明らかになっている。

40ユーロで手に入る「盗撮ツール」の現実

問題の核心は、Metaの製品が特別なのではなく、わずか40ユーロ程度からオンラインで購入できる類似品が市場に無数に出回っている点だ。こうした機器はファッション性を持たせたデザインで販売されており、外見からカメラが内蔵されているとは判断しにくい。録画ボタンも小さく目立たないため、装着者が意図的に操作しても周囲の人間がそれに気づくことはほぼ不可能に近い。スポーツ用途やアクションカメラの代替品として合法的に販売されているケースも多く、購入や所持自体を規制する法的根拠が現時点では整っていない。

法整備の遅れとプライバシーへの脅威

オランダの現行法では、他人を同意なく撮影・録画する行為はプライバシーの侵害にあたり、性的な映像を無断で公開することは違法とされている。しかし、撮影の事実を証明することの難しさや、クリープサイトの多くが国外サーバーを使用していることから、取り締まりは実質的に困難を極めている。被害者団体や政界からは、こうした機器そのものの販売・所持を規制する新たな法律の制定を求める声が上がっているが、禁止に向けた具体的な立法措置はまだ動いていないのが現状だ。一方で、技術の進歩に法整備が追いつけないという構造的な問題も浮き彫りになっている。

在蘭日本人が知っておくべきこと

公共の場での盗撮被害は、観光客や外国人居住者も例外ではない。電車の中、ショッピングモール、カフェ——日常のあらゆる場面でこうした機器が使われる可能性がある。被害に遭った場合はオランダ警察(Politie)への届け出とともに、クリープサイトへの削除申請窓口の利用が推奨されている。また、周囲で不審なメガネ型デバイスを装着している人物を見かけた場合には、その場を離れるか、状況によっては警察に通報することも選択肢の一つだ。テクノロジーの利便性と裏腹に広がるプライバシーへの脅威に対して、社会全体での意識向上と早急な対応が求められている。

情報源: AD

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