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難民センター一般公開に全国2.3万人が来場——「扉の向こうを知りたかった」
社会 読了 2分

難民センター一般公開に全国2.3万人が来場——「扉の向こうを知りたかった」

「隣人の日」に合わせ160か所が同時開放、昨年比4割増の盛況

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オランダ各地の難民受け入れセンター(AZC)が、毎年恒例の「隣人の日(Burendag)」に合わせて一斉に扉を開いた。難民受け入れ機関COAによると、今年の来場者数は全国160か所で合計2万3,000人に上り、昨年の1万6,000人を大きく上回った。COAはこの数字を「突出した(torenhoog)」と表現し、地域社会の関心の高さをうかがわせた。

「日々、住民が荷物を持って入っていくのが見える」

フレフォラント州ルッテルヘーストのAZCは、1987年開設のCOA最古の受け入れ施設だ。同施設の所長ピーター・ダイヌムは、オープンデーの意義について「センターの中で何が起きているかを地域に伝えるために重要な機会だ」と語る。来場者の一人も「友好的な関心を持っていると、住んでいる人たちに感じてもらいたかった」と動機を話した。

ユトレヒト州フェーネンダールのAZCでは、ガイドが施設内を案内しながら日常の様子を説明した。「洗濯機9台で236人の居住者が使い回しているため、スケジュール調整が欠かせない」という言葉は、施設の慢性的な過密状況を端的に示す。隣に住む住民は「毎日、居住者が荷物を持って出入りするのを窓から眺めていた。扉の向こうに何があるのか、ずっと気になっていた」と語り、好奇心から足を運んだと明かした。

反対運動を乗り越えて——ニューネンの対話

最も注目を集めたのがノールトブラバント州ニューネンだ。同センターは開設からわずか数週間で、今年6月には抗議の意とみられる重火工品が施設内で発見されるなど、激しい反対運動にさらされてきた。反対派は法廷に訴えたが開設差し止めは認められず、900人を超える来場者が訪れる盛況となった。

パキスタン出身のある居住者は匿名を条件にOmroep Brabantの取材に応じ、「人々が自分の国を愛する気持ちはわかる。私もここで何か貢献できればと思っている」と穏やかに語った。「もうすぐ子どもが生まれる予定で、受付には誰かがベビーカーを寄付してくれた」という言葉には、静かな感謝がにじんでいた。地域住民の一人は「この人たちが村で暮らすことを受け入れなければならない。良い面も難しい面もある。社会としてうまく向き合っていくべきだ」と話した。

オランダ社会と難民センターの距離

難民政策をめぐる議論が続くオランダで、AZCへの賛否は依然として分かれている。それでも今年のオープンデーは、施設を「知らない場所」から「見えた場所」へと変える一歩になった。ツアー、居住者との会話、出身国の料理の試食——こうした直接の体験が、抽象的な議論を個人の顔を持つ現実へと引き戻す機会になっていると言えるだろう。在蘭日本人にとっても、地域コミュニティの一員として、こうした公開イベントへの参加は身近なオランダ社会を理解するひとつの窓口となり得る。

情報源: NOS Algemeen

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