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干ばつ深刻化でアイセル川が一方通行規制——船舶は最大300kmの迂回を強いられる
社会 読了 2分

干ばつ深刻化でアイセル川が一方通行規制——船舶は最大300kmの迂回を強いられる

ライン川流量が記録的低水準、内陸水運業界にコスト増の打撃

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今夏のオランダを覆う干ばつが、内陸水運に深刻な打撃を与えている。オランダ道路・水路管理局(Rijkswaterstaat)は、水位低下を理由にアイセル川東部の船舶通行を一方通行に制限すると発表した。金曜朝から施行されたこの規制により、アーネムからズトフェンへ向かう船舶は、河道が狭すぎて対向通航できないとして、最大300kmにおよぶ迂回を余儀なくされる。

記録的な渇水——ライン川の流量が示す異常事態

今回の規制の背景には、オランダ全土を覆う記録的な渇水がある。ライン川がドイツから流入するロビット地点での流量は毎秒600立方メートルまで落ち込んでおり、これは過去に例のない低水準とされる。ライン川を水源とするアイセル川も例外ではなく、川底が露出しかねないほど水深が浅くなっているという。Rijkswaterstaat によれば、現状では船舶がすれ違えるだけの水路幅を確保できず、安全な双方向通航は不可能と判断された。

「コスト増は避けられない」——業界団体が警戒感

内陸水運業界を代表する業界団体「コニンクライケ・ビンネンファールト・ネーデルラント(Koninklijke Binnenvaart Nederland)」は、今回の規制をさらなる打撃と受け止めている。広報担当のアンドリース・デ・ヴェールト氏はオランダ公共放送 NOS に対し、「すでに半分、あるいは3分の1しか積荷を載せられない状況が続いている。そこに長距離迂回まで加わることになり、残念ながらコストはさらに上がらざるを得ない」と語った。積載量の削減と迂回によって燃料費・時間コストが重なり、荷主や最終消費者への価格転嫁が現実味を帯びてきている。

在蘭日本人生活への影響は

内陸水運はオランダの物流インフラの根幹を担い、農産物・建材・エネルギー資源など幅広い物資を運ぶ。今回の規制が長期化すれば、スーパーの棚や建設現場への影響が出る可能性も否定できない。干ばつがいつ解消されるかは現時点で見通せず、当局や業界の動向を引き続き注視する必要がある。在蘭日本人にとっても、物価や物資の安定供給という観点から、無関係とは言い切れない状況だ。

情報源: DutchNews

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