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french bulldog Netherlands
社会 読了 2分

短吻犬の新規登録が41%減――オランダの繁殖規制、着実に効果

フレンチブルドッグ人気に陰り、保険加入データが示す変化

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かつてSNSを席巻し、街角でもひときわ目を引いた存在だったフレンチブルドッグやパグといった「短吻種(コルトスナウト)」の犬たち。その人気に、明確な陰りが見えてきた。オランダの大手ペット保険会社各社のデータをまとめた統計によると、鼻先が平たい短吻種の犬の新規保険加入数は、2019年以降で41%減少した。この数字は、単なるトレンドの変化にとどまらず、オランダ政府が進める繁殖規制の効果を如実に示すものとして注目されている。

規制強化の背景――動物福祉への問題意識

短吻種の犬は、その愛らしい見た目の裏に深刻な健康問題を抱えることが多い。極端に短い吻部(ふんぶ)は呼吸困難や睡眠時無呼吸、さらには皮膚炎などを引き起こしやすく、動物福祉の観点から長年にわたり問題視されてきた。オランダでは、こうした健康リスクを持つ犬種の繁殖を制限するため、段階的に規制を導入・強化してきた。具体的には、繁殖に使用できる犬の鼻腔の大きさや頭部の比率に基準を設け、基準を満たさない個体の交配を禁じる内容だ。こうした厳格な基準が、ブリーダーの活動と市場全体に影響を与えたとみられる。

保険データが映す「飼育頭数の変化」

ペット保険の新規加入数は、実際に飼育される犬の数を把握するうえで有効な指標のひとつとされる。大手保険各社が確認した加入件数の落ち込みは、規制導入以前の急速な人気拡大からの転換を示している。2019年を起点とした5年余りで4割超という減少幅は、業界内でも「明確な変化」として受け止められている。一方で、インターネットや国外からの個人輸入を通じた流通が完全に把握されているわけではなく、実態の全容解明には引き続き課題が残るとの指摘もある。

在蘭日本人への影響と今後の展望

日本でもフレンチブルドッグやシーズーといった短吻種は根強い人気を誇るが、オランダでペットを迎えようと考えている場合は注意が必要だ。現行の繁殖基準を満たさない短吻種の販売・譲渡はオランダ国内で制限されており、ブリーダー選びや購入手続きには事前の確認が欠かせない。今回の保険データは、規制が単なる「お触れ書き」にとどまらず、実際の飼育行動を変えつつあることを示した。動物福祉を重視するオランダ社会の姿勢が、ペット市場の構造そのものを塗り替えつつある。

情報源: AD

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