ドイツ国境の町ディンクスペルロで廃棄物処理場が大規模火災
国境を越えた日独連携消火、周辺道路やガソリンスタンドにも影響
ヘルダーラント州のディンクスペルロにある廃棄物処理場で、木材や剪定廃棄物を積み上げた廃棄物の山が燃える大規模な火災が発生した。安全管理局(Veiligheidsregio)によると、火はすでに制御下に置かれたものの、消防隊は残火処理のため、現場で数時間にわたり作業を続ける見込みだという。出火の原因はいまのところ不明とされている。
20×30メートルの燃焼エリア、ガソリンスタンドにも緊張
消防当局の発表によれば、火災の燃焼範囲はおよそ縦20メートル×横30メートルにわたっていた。処理場内には木材や剪定廃棄物が高く積まれており、消防隊はクレーンを使って燃焼中の廃棄物を引き離しながら放水する戦術を採った。これにより火の芯に直接アクセスできるようになり、鎮火作業が大幅に進んだとされる。
現場近くにはガソリンスタンドが立地していたため、緊急停止ボタンが押され、燃料の供給が即座に遮断された。さらに消防隊は「水のカーテン( watergordijn)」と呼ばれるスプレー状の放水バリアを展開し、スタンドへの延焼リスクを抑えた。周辺道路の一部はホース敷設のため通行止めとなったが、大きな交通混乱には至らなかった模様だ。
国境を越えた連携——ドイツ消防隊も出動
この廃棄物処理場はドイツとの国境にほど近い立地にあり、消火活動にはオランダ側の消防に加え、ドイツ側の消防隊員も参加した。国境をまたぐ消防協力は、国境地帯では珍しくない取り決めであり、今回もその仕組みが迅速に機能した形だ。大量の煙が発生したものの、当日は風がほとんど吹いていなかったため煙は上空へと立ち上り、周辺住民や道路利用者への直接的な影響は限定的にとどまった。
今回の火災は、国境地帯における廃棄物管理施設のリスク管理や、隣国との緊急時連携体制の重要性を改めて示すものとなった。オランダ国内でも木材系廃棄物の自然発火リスクは以前から指摘されており、特に乾燥した季節には廃棄物処理場での火災が繰り返し報告されている。当局による詳しい出火原因の調査が待たれる状況だ。
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情報源: NOS Algemeen


