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銃撃事件の標的だった男、ドイツでコカイン4トン密輸容疑により逮捕
社会 読了 2分

銃撃事件の標的だった男、ドイツでコカイン4トン密輸容疑により逮捕

ヘルダーラント州の農場包囲から3週間、欧州を股にかけた麻薬組織の全貌が浮かぶ

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9月1日、ヘルダーラント州オーファーアセルトの農場が数十人の武装集団に包囲された。警備員1人が死亡し、警官2人が負傷したこの凶悪な事件から3週間。その標的とみられていた28歳の男が、オランダ国境から約150キロ離れたドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州ゾーストの駐車場でドイツ警察に身柄を拘束された。NOS(オランダ公共放送)は関係筋の情報として、逮捕されたのは「Jan G.」とみられると報じている。

4トンのコカイン、廃棄物に偽装して密輸

ドイツ警察が男を逮捕した容疑は、コカインの密輸だ。フランスの税関当局によると、ガーナから出港したコンテナの中に、プラスチック廃棄物に紛れる形で約4トン(推定2億2500万ユーロ相当)のコカインが隠されていた。このコンテナはフランス・ダンケルク港で発見されており、Jan G.はその密輸に関与した疑いをかけられている。なお、同じ麻薬密輸事件に関連して、別の男が銃撃事件から約2週間後にドルドレヒトで先に逮捕されており、捜査当局がJan G.の所在を追跡していたことがうかがえる。

オランダ紙デ・テレフラーフは、この麻薬の荷主がヨス・レイデケルス、通称「ボレ・ヨス」だと報じた。彼はEuropolの最重要指名手配リストの筆頭に名を連ねるオランダ人麻薬組織の首領であり、Europolは現在、その逮捕につながる情報を提供した者に20万ユーロの懸賞金を懸けている。今回の銃撃事件も、このような麻薬組織の内部抗争が背景にあるとみられている。

事件後の大規模逮捕と地域への影響

9月1日の銃撃事件を受け、当局は広域にわたる捜査を展開した。オランダ、フランス、アルジェリア、ベルギーなど複数国籍を含む計33人が逮捕されており、そのうち6人はアムステルダム近郊の出身者だった。逃走を図ろうとした者の中には、畑に身を潜めていたり、車や列車で現場から逃げようとしたりした者もいたという。裁判所は1人を除く全員に3か月間の勾留を命じており、捜査は引き続き続けられる見通しだ。

地元オーファーアセルト村でも、事件後の混乱に対処するための措置が講じられた。地元市長のヨーリー・ミンセス氏はJan G.の自宅の閉鎖を命じるとともに、地域の秩序を回復するため、男に対して3か月間の村への立ち入り禁止を指示した。今回の逮捕劇は、オランダ国内にとどまらず欧州規模で展開される麻薬密輸ネットワークの実態を改めて示すものとなっており、在蘭日本人を含む社会全体にとって、組織犯罪の脅威が日常に隣接していることを意識させる事案だと言えるだろう。

情報源: DutchNews

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