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dutch supermarket shopping
社会 読了 2分

オランダのスーパー物価、20年でほぼ2倍に――節約術も

ビール半ケース4ユーロの時代から28ユーロ超のバスケットへ

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オランダの日常生活に欠かせないスーパーマーケットでの買い物。その価格がこの20年でいかに変わったかを、オランダ紙ADが鮮やかに可視化した。同紙がアーカイブから掘り起こした独自の「スーパーマーケット価格調査」によると、かつて12.72ユーロだった代表的な商品バスケットが、現在では28.16ユーロにまで膨らんでいることが明らかになった。

「あの頃の値段」が今では信じられない

20年前の調査が記録した価格は、今の感覚からすると驚くほど低い。バイエルン(Bavaria)のビール半ケースはわずか4ユーロ、コーヒー1袋は1.72ユーロだった。これらの商品は現在、いずれも大幅な値上がりを見せており、同紙は「価格上昇が時に不条理なほど大きい」と表現している。単純に計算すれば、バスケット全体でおよそ2.2倍の価格上昇となる。

物価上昇の背景には複数の要因が絡み合っている。2020年代に入ってからのエネルギーコストの急騰、ウクライナ侵攻に端を発した食料・原材料価格の上昇、そしてコロナ禍が引き起こしたサプライチェーンの混乱などが、スーパーの棚に並ぶ商品価格に積み重なるように反映されてきた。オランダの消費者物価指数(CPI)もこの20年間で大きく上昇しており、食料品はその中でも特に値上がり幅が大きいカテゴリに位置づけられる。

値上がりを逆手にとる節約術

興味深いのは、ADがこの厳しい現実を提示するだけにとどまらず、価格推移の傾向を利用した節約の視点も紹介している点だ。特売サイクルや量販パックの活用、プライベートブランド(PB)商品への切り替え、そして複数スーパーを使い分けるいわゆる「はしご買い」などは、物価上昇が続く環境下でより有効性が増している。価格が高くなった分、割引率が大きい特売品を買えたときの恩恵も実質的に大きくなるという逆説的な節約効果も期待できる。

オランダに暮らす日本人にとっても、この物価上昇は切実な問題だ。円安が続く中、ユーロ建ての生活費が上がることは家計への二重の打撃となる。スーパーのアプリや週替わりのフォルダー(チラシ)を活用した計画的な買い物、あるいはAHボーナスカードやジャンボ・エクストラの会員特典を使いこなすことが、日々の食費を抑えるうえでこれまで以上に重要になっている。20年分の価格変動が示すのは、もはや「なんとなく買い物する時代」の終わりかもしれない。

情報源: AD

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