KLM機がモバイルバッテリー発火で大西洋上から引き返す
スキポール発キュラソー便、数時間飛行後に緊急帰還
スキポール空港を出発し、カリブ海の島キュラソーへ向かっていたKLMのボーイング777が、大西洋上空でモバイルバッテリーの発火というトラブルに見舞われ、数時間かけてアムステルダムへ引き返した。KLMがニュースサイト「Curaçao.nu」に明らかにしたもので、火は乗務員によって機内で消し止められた。けが人に関する報告はなく、乗客はその後、次のキュラソー行き便に振り替えとなった。ただし、全員が当日中に出発できるかどうかは不明とされている。
大西洋上空での決断
機体は前日の午後にスキポール空港を離陸し、順調に飛行を続けていた。しかしすでに大西洋上空に差し掛かった段階でバッテリーが発火。乗務員がすみやかに対応して消火に成功したものの、安全を最優先とする判断からアムステルダムへの引き返しが決定された。長距離路線の途中で起きたインシデントとして、乗客にとっては長時間にわたる足止めを余儀なくされる事態となった。
機内でのモバイルバッテリー規定
航空機内におけるモバイルバッテリーの取り扱いには、厳格なルールが設けられている。KLMの規定では、持ち込みは最大2個までで容量制限があるほか、機内での使用および手荷物棚への収納は禁止されている。「常に身につけておくこと」と同社は案内しており、リチウムイオン電池の過熱リスクを念頭に置いた対策だ。今回の発火がこの規定のどの段階で起きたかは明らかになっていないが、ルールの存在が改めて注目を集めている。
昨年に続く類似トラブル
実はKLM機でのモバイルバッテリートラブルはこれが初めてではない。約1年前、サンパウロ発アムステルダム行きの便で、乗客のリュックサック内に入っていたバッテリーが過熱して発煙するインシデントが発生した。着陸の4時間前に煙が出始め、こちらも機内で対処された。当時KLMは「このようなインシデントは初めて」とコメントしていたが、今回は同様の事例が再び繰り返されたことになる。在蘭の日本人を含む旅行者にとっても、モバイルバッテリーの取り扱いルールを改めて確認しておくことが、安全な空の旅への備えといえるだろう。
広告掲載にご興味のある方は こちら
情報源: NOS Algemeen


