ダイアナ妃追悼本、オランダで未発売のまま盗難——スペンサー伯爵の回顧録に何が
輸送中トラックから4部が消えた「今年最大の一冊」
ダイアナ妃の弟、チャールズ・スペンサー伯爵が執筆した回顧録『Swan Song: Diana, My Sister』の未発表本が、オランダ国内を走行中のトラックから盗まれた。BBCが報じたところによると、印刷工場から倉庫への輸送中、トラック運転手が駐車場で仮眠を取っている間に4部が持ち去られた。オランダ警察は窃盗事件として捜査を開始している。
「今年最大の一冊」に異例の厳戒態勢
本書はダイアナ妃の私生活や、当時の皇太子チャールズ(現国王)との不幸な結婚の内幕、さらには妃の死後に王室を揺るがした危機の詳細を含むとされ、出版前から世界的な注目を集めている。オランダでは出版社Overamstelが版権を保有しており、現地での刊行が予定されていた。
英紙デイリー・メールの取材に応じた関係者は、今回の盗難を「極めて不審」と断言した。「これほどの本は前例がない。今年最大の書籍であり、周囲のセキュリティは異例なほど厳重だった」と述べ、連載開始前の情報漏洩を防ぐためあらゆる手段が講じられていたとも強調した。同関係者は「それゆえ、この前例のない事態は極めて深刻に受け止められている」と続けた。
在蘭日本人コミュニティへの影響
オランダを拠点とする出版・物流業界にとっても、今回の事件は輸送セキュリティのあり方を問い直す契機となりそうだ。高価値・高機密の書籍や商品を運ぶ際、駐車中の車両を狙った盗難リスクは依然として軽視できない現実を示している。在蘭の日本人読者にとっては、英語版・オランダ語版ともに正式な発売スケジュールへの影響が懸念されるが、現時点では出版社や捜査当局からの具体的な発表は確認されていない。事件の全容解明とともに、書籍の正規流通への影響が引き続き注目される。
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情報源: DutchNews


