プリンセスダフ2024:少数与党内閣が初の来年度予算案を提出
国王の「王位の演説」とともに幕を開ける、オランダの予算の日
毎年9月の第3火曜日、オランダでは「プリンセスダフ(Prinsjesdag)」と呼ばれる予算の日を迎える。2024年のこの日、D66・VVD・CDAによる少数与党内閣が、政権発足後初となる来年度予算案を正式に議会へ提出する。国民の注目が集まる政治的に重要な一日だ。
黄金の馬車と王位の演説
午前中、国王ウィレム=アレクサンダーはハーグの市街を「ガラスの馬車(Glazen Koets)」で行進し、騎士の館(リッデルザール)に向かう。そこで読み上げられる「トローンレーデ(王位の演説)」は、政府が今後1年の政策方針を国民に示す場であり、象徴的かつ実質的な意味を持つ。演説の後、財務大臣が「ミリューネンノータ(国家予算書)」を下院に提出する運びとなっている。今回の予算案は少数与党による初の編成であり、左右両派の幅広い賛成票を確保することが内閣の喫緊の課題となっている。ハーグ市内では複数の抗議デモが予定されており、緊張感の漂う一日となりそうだ。
アブコウデのリサさん殺害事件、審理続く
予算の日と並行し、アムステルダム地裁では別の重大事件の審理も進む。昨年8月にアブコウデで17歳のリサさんを殺害したと自白した23歳のクリス・ジュード被告に対する第5回予備審理が行われる。被告は殺害への関与を認めているほか、暴力的な強姦などの罪でも起訴されている。本日の審理は予備的な手続きの段階であり、本格的な論告・弁論はなお先になるとみられる。
一方、9月1日早朝にヘルデルラント州オーファーセルトで発生した銃撃事件では、拘束された計33人の被疑者に対する勾留延長の審理が本日から木曜日にかけて非公開で行われる予定だ。
オランダ在住日本人への影響と今日の社会的文脈
プリンセスダフは、翌年度の税制・社会保障・住宅政策などを左右する予算案が公表される日であり、オランダに暮らす外国人にとっても無関係ではない。所得税率の変更、子育て支援の拡充・縮小、住宅補助の動向などは在蘭日本人の生活にも直接影響しうる。今年は少数与党内閣という政治的制約のなかでどのような予算が組まれるか、議会での審議の行方とともに注目が集まる。なお本日のハーグは午後から日差しが戻り、最高気温は22〜28度の見込み。抗議デモへの参加や観光目的での訪問を予定している場合は、交通状況に注意が必要だ。
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情報源: NOS Algemeen




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