スイスのバス事故、13人が帰国――11人はいまも入院中
死者5人はいずれも71〜80歳のオランダ人、捜査は続く
木曜日にスイス南東部のズッシュ近郊で発生したバス事故から数日が経ち、生存した乗客の帰国が少しずつ進んでいる。緊急支援センター「ユーロクロス」によると、これまでに13人がオランダへ戻り、一部はバスで迎えに来た家族らとともに帰路についた。一方で、現在も11人が現地の病院に入院しており、そのうち1人はICU(集中治療室)で治療を受けている。
帰国支援の現状と今後の見通し
ユーロクロスは金曜日の朝からスイスにチームを派遣しており、退院が近づいた患者の帰国手続きを一人ひとりに寄り添いながら進めている。同センターは「当事者の意向、安全性、そして穏やかな移動を最優先にする」と強調する。帰国手段は一律ではなく、今後少なくとも5人が救急車・タクシー・航空機のいずれかで帰国する見込みだ。当初は事故現場に残されたバス車内にパスポートや身分証明書が閉じ込められており、一部の被害者が書類を手元に持てない状況だったが、この問題はすでに解決し、全員が有効な渡航書類を所持していると発表された。
亡くなった5人の素顔
オランダ外務省は土曜日の朝、事故で命を落とした5人の詳細を公表した。ハーレム出身の71歳女性、ロッテルダム出身の79歳女性、マーストリヒト出身の80歳女性、北ブラバント州出身の75歳女性、そしてフローニンゲン州出身の75歳男性——5人全員が71〜80歳のシニア層で、オランダ各地から旅行に参加していたとみられる。40人が負傷したこの事故の規模と、被害者の年齢層の高さが、現地でいかに深刻な衝撃を与えたかを物語っている。
事故原因はいまも捜査中
現場となったズッシュ付近は工事区間で、バスはその場所のガードレールを突き破って逸脱した。警察は事故の経緯を詳しく調べており、バスはすでに別の場所に移送されて鑑識調査が行われている。原因の特定にはさらに時間がかかる見通しだ。在蘭日本人の中にも、欧州内をバスツアーで旅行する機会は少なくない。今回の事故は、旅先での緊急時に迅速に動いてくれる支援体制の重要性を改めて示す出来事となった。
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情報源: NOS Algemeen


