アムステルダム運河泳ぎ、ALS研究に300万ユーロ超の過去最高額
3,300人が2キロを泳ぎきった「City Swim」、昨年比で約1.8倍の寄付を達成
秋晴れのアムステルダムを舞台に、チャリティスイミングイベント「City Swim」が今年も開催され、ALS研究支援のための寄付額が300万ユーロ超という過去最高額に達した。昨年の170万ユーロから約1.8倍に急増した数字は、このイベントへの社会的な関心の高まりを如実に示している。
3,300人が2キロの運河を泳ぎきる
今年の参加者数は過去最多の3,300人を記録した。スイマーたちはカイザース運河を出発点に、海事博物館そばのマリーネテレインまでの2キロコースを泳ぎ切った。午前中には子ども向けの750メートルコースも設けられ、幅広い世代が参加した。
特に注目を集めたのは、ALS患者12人が泳ぎに加わったことだ。自力で泳ぎ切った人もいれば、家族や友人に支えられながら水をかいた人もいた。また、俳優のモニック・ヘンドリックス、ラジオパーソナリティのマリーケ・エルシンハ、シンガーのマーイケ・アウボーテル、司会者のボー・ファン・エルフェン・ドーレンスといった著名人も参加し、イベントを盛り上げた。
友人グループの挑戦から生まれたイベント
City Swimの起源は2011年にさかのぼる。一群の友人たちがALS研究の資金を集めようと、イスタンブールでヨーロッパとアジアをつなぐヘレスポント海峡(4.5キロ)を泳ぎ渡り、9万ユーロを集めた。その成功を受けて翌2012年、アムステルダムの運河を舞台にした国内版として生まれたのがCity Swimだ。
初回には当時まだ王妃ではなかったマクシマ妃も参加し、約1,100人のスイマーとともに74万ユーロを集めた。それから十年余りで、参加者数は3倍、寄付額は4倍以上にまで成長したことになる。
ALSという病気と、寄付の行き先
ALSは筋肉と神経を徐々に侵す難病で、最初の症状が現れてから平均3〜5年以内に死に至ることが多い。オランダでは年間約500人が新たに診断を受けており、根本的な治療法はいまだ確立されていない。集まった寄付金はALS財団(Stichting ALS)との協議のもと、治療・研究プロジェクトへと配分される。
なお、寄付の受付は今月末(9月末)まで続いており、最終的な金額は10月1日に正式発表される予定だ。現時点ですでに記録を塗り替えているこのイベントが、ALS研究の加速にどれほど貢献するかが注目される。
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情報源: NOS Algemeen


