オランダでウエストナイル熱の今年4例目を確認——初の髄膜炎ケースも
RIVMが「ウイルスは国内に定着しつつある」と警戒を呼びかけ
アムステルフェーンに住む39歳の女性が、ウエストナイルウイルスを原因とする髄膜炎を発症したことが地域保健機関によって確認された。この女性は今年オランダ国内で感染が確認された4例目の患者であり、かつ今年初めて髄膜炎を発症したケースとなる。髄膜炎への進展はウエストナイルウイルス感染者全体の約1%にとどまるとされるが、神経系への影響を伴うこの合併症は医療関係者の注目を集めている。
国内感染が続くなか、死者も
ウエストナイルウイルスは蚊を媒介として広がるが、オランダではこれまで主に海外渡航者が感染源とされてきた。ところが今年は様相が異なる。先週、RIVMはユトレヒトの病院で国内感染によるウエストナイル熱で男性が死亡したと発表した。また、ドレンテ州の女性も同じ病気で亡くなっているが、こちらは渡航中に感染したとみられている。さらに人への感染にとどまらず、馬や鳥でも今年複数の感染が確認されており、RIVMは「ウイルスがオランダ国内に定着しつつある」との見解を示した。
重篤化リスクは低いが注意は必要
RIVMは今週中にも最新の感染状況に関する報告を公表する予定で、現時点では「重篤な症状が出たり死亡したりするリスクは非常に低い」と強調している。感染者の80%は無症状で経過し、残りの約19%は発熱・頭痛・腹痛・下痢といった軽度の症状を経験する程度とされる。まれに皮膚の発疹やリンパ節の腫れが見られることもある。
在蘭日本人にとっても、蚊が活発な夏から秋にかけての季節は注意が必要だ。今年の一連の事例はウイルスが旅行者から持ち込まれるものではなく、オランダ国内の蚊によっても感染しうることを示しており、屋外での虫刺され対策がより現実的な意味を持ち始めている。RIVMの今後の情報更新にも引き続き目を向けておきたい。
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情報源: DutchNews


