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AvroTros、2027年もユーロビジョンをボイコット——「中立性は回復されていない」
社会 読了 2分

AvroTros、2027年もユーロビジョンをボイコット——「中立性は回復されていない」

イスラエル参加問題でEBUの規則改定にも不満、NPOは放送の是非を再検討

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オランダの放送局AvroTrosは、2027年のユーロビジョン・ソング・コンテストへの不参加を正式に発表した。イスラエルの参加継続に抗議する形で昨年に続き2年連続のボイコットとなる。同局は声明の中で、軍事紛争に関与する国に対する「透明なルール」の策定を訴え、コンテストの「中立性回復」を求めた。

EBUの規則改定、それでも「不十分」

欧州放送連合(EBU)はすでに規則を改定しており、「地政学的に敏感な状況」にある国が翌年の開催地を務めることを事実上禁じた。これはウクライナが2022年に優勝した際、翌年の開催地がロシアの侵攻を理由にイギリスへ移った既存の慣行を明文化したものだ。しかしAvroTrosは、この改定では「ユーロビジョンの独立した中立的な性格が回復されたとは言えない」として、参加見送りの判断を変えなかった。

AvroTrosのタコ・ツィンマーマン局長は「国際的な紛争がコンテストにますます影響を与え、中立的な性格を損なっていることは否定できない。ユーロビジョンは分断のプラットフォームになってしまった」と述べた。同局はさらに、「参加することはもはや、信頼性・独立性・人間性というAvroTrosの価値観と一致しない」とも強調している。

在蘭メディアが割れる対応

オランダは昨年のオーストリア大会を不参加とした5カ国のうちの1つだったが、公共放送NPOはその大会をオランダ国内でテレビ放送した。今回AvroTrosがボイコットを決めた一方で、NPOは2027年のコンテスト(ブルガリア開催予定)を放送するかどうかについて「改めて検討する」との立場を示している。NPOの広報担当者はAvroTrosのボイコット決定を「非常に残念」としながらも、「地政学的緊張が分断的な影響をもたらしており、同僚にとっても難しい判断だ」と理解を示した。

在蘭日本人にとって直接の影響は限定的だが、この問題はエンターテインメントの枠を超えた議論を呼んでいる。音楽と政治の線引きをどこに引くか、そして欧州の公共放送がどこまで地政学的な立場を明確にすべきかという問いは、オランダ社会でも引き続き熱を帯びそうだ。

情報源: DutchNews

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