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cycling amsterdam earphones
社会 読了 2分

イヤホンをしながらの自転車走行、事故時の保険賠償にも影響する可能性

若者の4人に3人が使用——法律の「グレーゾーン」に潜むリスク

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夏休みが明け、オランダの道路や自転車道に通勤・通学の人波が戻ってきた。例年この時期は交通量が急増し、ライダー同士のニアミスや接触事故が起きやすくなる。そんな中、オランダ紙ADの報道が一つの行動習慣に注目した。18〜29歳の若者の4分の3が、イヤホンまたはヘッドホンをつけたまま自転車に乗っているというデータだ。

「禁止ではない」が、それで安全とは言えない

オランダでは現時点で、イヤホンを着用しながらの自転車走行を明確に禁じる法律は存在しない。ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンも同様で、使用自体は違法ではない。しかし、周囲の音を大幅に遮断した状態での走行は、緊急車両の接近音や他の自転車のベルなど、危険を知らせるシグナルを聞き逃すリスクを高める。専門家は、「合法であることと、安全であることは別問題」と指摘する。

特にノイズキャンセリング機能は、通常のイヤホンに比べて外部音の遮断度が高い。音楽やポッドキャストを再生していなくても、その機能をオンにするだけで周囲の環境音が著しく低下する。混雑した交差点や見通しの悪い自転車道では、この「聴覚の空白」が判断の遅れにつながりかねない。

事故が起きたとき、保険はどうなるか

より実務的な問題として浮上するのが、保険への影響だ。オランダでは、自転車事故の際に過失の有無や割合が賠償責任の算定に関わってくる。イヤホンを着用していたことが「注意義務を怠った」と判断された場合、被害者側であっても過失相殺が適用され、受け取れる賠償額が減額される可能性がある。逆に加害者側であれば、賠償責任がより重くなる方向に働くことも考えられる。

保険会社や法律の専門家は、事故発生時の状況を詳細に調査する。イヤホンの種類、音量、ノイズキャンセリングの使用有無などが証拠として問われるケースも出てきている。「禁止されていないから問題ない」という認識では、いざというときに不利な立場に立たされるリスクがある。

在蘭日本人にとって知っておくべきこと

日常的に自転車を利用する在蘭日本人にとっても、この問題は他人事ではない。オランダは世界屈指の自転車大国であり、通勤・買い物・子どもの送迎など、生活のあらゆる場面で自転車が使われる。夏休み明けの9月は特に交通量が増加するタイミングであり、周囲への注意を高めることが求められる。

イヤホン使用を完全にやめる必要はないが、ノイズキャンセリング機能はオフにする、片耳だけ使う、音量を抑えるといった工夫が、万が一の際に自分を守ることにつながる。法律の範囲内であっても、安全への配慮と保険リスクの両面から、走行中の聴覚環境を一度見直してみる価値はあるだろう。

情報源: AD

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